(a)C8-DNBDTの構造式。1分子がパイ共役電子系を持つ骨格と両端のオクチル基で構成されている。(b)左はC8-DNBDTの単結晶を用いたEDLTの概略図。右はイオン液体とC8-DNBDTの界面の模式図。半導体表面に堆積したイオン液体のアニオンと正孔キャリアが誘起されているキャリア伝導層(C8-DNBDTのパイ共役系骨格)との間に、結晶構造に従って並んでいるオクチル基で構成された絶縁層が存在し、アニオンと正孔を物理的に隔離する壁の役割をしている。略語は以下の通り。PEN:ポリエチレンナフタレート、EMIM:イオン液体を構成する典型的なカチオン(陽イオン)、TFSI:イオン液体を構成する典型的なアニオン(陰イオン)、DNBDT:研究チームが今回開発したヘテロアセン骨格を有するp型有機半導体のコア (出所:共同プレスリリースPDF)
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