中性子非弾性散乱法原理図。中性子(n)をナノシリコン結晶(Si)に照射すると、ビリヤードをイメージするように、中性子のエネルギー(ここでは速度)がナノシリコン結晶表面の水素原子(H)に与えられ、中性子のエネルギーが小さく(速度が遅く)なる。逆に、この原理を利用すると、遅くなった中性子の速度を測定することによって、n-Si表面の水素原子がどのように振動しているかが、正確に評価できる。このように、中性子の速度変化を測定することによって原子の運動や結晶の振動を分析する手法を中性子非弾性散乱法という (出所:名市大プレスリリースPDF)
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