マイナビニュースマイナビ
お知らせ
酷似サイトにご注意ください

今回の研究の概要図。今回の研究では、流行株の大規模な配列解析により、HLA-A24によって認識されるエピトープ(抗原認識)部位の変異、Y453FとL452Rが同定された。Y453F変異は、HLA-A24から逃避し、感染受容体ACE2への結合性を高める能力を持つが、この変異を持つB.1.1.298系統はすでに収束している。一方、L452R変異は、HLA-A24から逃避するのみならず、感染受容体ACE2への結合性を高め、ウイルスの膜融合活性を高めることによってウイルスの感染力を増強させることが判明した。L452R変異を持つ流行株には、B.1.427/429系統とB.1.617系統がある。現在、B.1.427/429系統の流行規模は減少傾向にあるが、B.1.617系統が世界中で流行しており、日本人と日本社会にとっても注視すべき変異株となりつつある (出所:東大医科研Webサイト)

11
記事ページに戻る

編集部が選ぶ関連記事

このカテゴリーについて

企業のR&D部門が開発した新技術の紹介や、宇宙、生命工学、物理学などのマニアックな科学系読み物を中心に構成。話題の科学者へのインタビューなども。