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光触媒によるエアロゾル中のSARS-CoV-2の不活化。培養液中のSARS-CoV-2が、ネブライザーによりエアロゾロとして120Lのアクリルボックス中へ噴霧が行われ、光触媒を搭載した空気清浄機により20分間の処理が行われた((1)~(3))。そののちにエアサンプラーによって回収され、ウイルス感染価が測定された。その結果、光触媒に405nmの光を照射し、光触媒反応が励起されたサンプルにおいて、時間依存的に有意に感染性が減少することが確認された((4)・(5))。また、405nmの光のみも、エアロゾル中のSARS-CoV-2に対する不活化能を有することが確認されたが、光触媒の方が不活化能は高いことが明らかとなった。一方で、未処理のコントロール群では、20分後でも感染性が維持されていた。回収されたSARS-CoV-2のウイルスRNA量の測定が実施された結果、ウイルスRNAは時間依存的に減少し、その減少はウイルスの力価との高い相関が示されたとした((6)・(7)) (出所:東京大学Webサイト)

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