3つの量子ビットを搭載する電子スピン量子ビットデバイス。ゲート電極に電圧をかけることで量子ドット(白丸)が形成され、量子ドット中に単一電子スピンを電気的に閉じ込め、3つの量子ビットが形成される。実験では、上端に用意された入力ビット(矢印つきの赤)の状態を下端に用意された出力ビット(矢印つきの青)の状態に転写が行われた。中央の補助ビット(矢印つきの緑)は、量子テレポーテーションに重要な量子もつれを媒介する役割を持つ。それぞれの量子ビットの状態は、右上に取り付けられた微小磁石が形成する磁場によって制御できる仕組みだ (出所:理研Webサイト)
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