国際共同研究チームが提唱するシナリオの模式図。小さな銀河団は右から左へ運動しているため、大きな銀河団の銀河団ガスにより左から右へ風を受けている状態。このとき、小さな銀河団と大きな銀河団の境界であるコールドフロントには、大きな銀河団の磁場が掃き集められて、小さい銀河団を磁力線が包み込む(図中の茶色の曲線)。MRC0600-399から上下に噴出したジェットがコールドフロントの磁力線とぶつかると、磁場の力によって進行方向が変えられ、ジェットは磁場に沿って伝わるようになる。今回実施されたシミュレーションでは、ジェットが磁場に沿って進む様子のみが再現されている。実際には、ジェットの中で作られた超高速粒子がさらに磁力線を伝わっていくことで、より長く電波で明るく光る構造が作られていると考えられるとしている。(c) Chibueze, Sakemi, Ohmura et al. (2021) Nature Fig. 4より一部改変 (出所:国立天文台 CFCA Webサイト)
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