サッターズミル隕石中のCO2に富む流体包有物の発見。(A)隕石の走査型電子顕微鏡(画像)。方解石が着目された。(B)サンプルのX線ナノCT画像。集束イオンビームを用いて方解石が切り出され、SPring-8でX線ナノCT撮影が行われた。数μmの比較的大きな包有物に加え、ナノメートルサイズの包有物も多数存在することがわかった。(C)方解石中のナノ包有物の透過型電子顕微鏡画像。ナノ包有物が多数存在する領域をイオンビームを用いて薄く切り出し、透過型電子顕微鏡で観察が行われた。(D)CO2に富む流体包有物を含むナノ包有物(黄色の矢印の先)の透過型電子顕微鏡画像。(E、F)(D)の包有物を含む領域の電子回折図形。明るい斑点は方解石の回折によるもの。-100℃の(E)で見えている余分な斑点(黄色い矢印の先)の位置と、20℃の(F)ではこれらが消えることから、CO2とH2Oの化合物あるいはCO2の氷の存在が明らかとなった (出所:共同プレスリリースPDF)
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