図のように瞳孔の収縮・拡大は交感/副交感神経の二重支配を受けている(太線が交感神経を、二重線が副交感神経を表す)。さらにこの神経路の入力源は、図の下にある青斑核だ。青斑核活動は副交感神経系に対し抑制性の入力として伝わる一方、交感神経系では興奮性入力として伝わる。それと同時に、副交感神経系では左右の青斑核活動は反対側にも伝達されるが、交感神経系は同じ側にしか伝わらない。これにより、青斑核活動の左右差を反映して、瞳孔径にも左右差が生じるという(Liu et al., 2017) (出所:NCNP Webサイト)
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