各群における骨格筋インスリン感受性と血中の中性脂肪。対象者を「脂肪貯蔵機能」の指標となる脂肪組織インスリン感受性と血中アディポネクチン濃度のそれぞれの中央値を用いて、脂肪組織インスリン感受性と血中アディポネクチン濃度の高低で4群(1~4)に分けて、骨格筋インスリン感受性と血中の中性脂肪値の比較が実施された。すると、脂肪組織インスリン感受性が高い2群(1、2)ではアディポネクチンの高低によらず代謝異常を認められなかった。脂肪組織インスリン感受性が低い群(3、4)ではアディポネクチンが高くてもインスリン感受性低下、中性脂肪値の上昇、肝脂肪蓄積といった軽度の代謝異常が認められた。さらにアディポネクチンが低い群(4)では、それらの代謝異常がより顕著になり、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の低下も生じることが確認された (出所:順天堂大学Webサイト)
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