反強磁性体Mn3Geの仮想粒子ワイル粒子の生成に関する概念図。(a)反強磁性体Mn3Geの実空間での結晶構造と磁場中での磁気構造。z=0面とz=1/2面の2層を持つカゴメ格子構造と呼ばれる三角形ベースの結晶構造。磁場Bにかけた場合の逆スピン三角構造と呼ばれるマンガンスピンの磁気構造の様子。反強磁性体における反強磁性磁気共鳴周波数は交換結合に起因する交換磁場に比例するため、強磁性体に比べて圧倒的に高くなり、テラヘルツ帯の高速動作が可能となる。(b)運動量空間での「ディラックコーン」が対称点にあった際、(d)磁性体の時間反転の破れにより「ノーダルライン」が現れる。さらに強いスピン軌道相互作用が現れることで、(c)2点を残したギャップが開くことで、運動量空間内に正負のワイル点を持つワイル金属状態が生成されるという (出所:東大Webサイト)
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