今回の研究成果から想定された、cnm陽性ミュータンス菌が脳出血を起こすメカニズムの模式図。抜歯などの出血を生じる歯科処置や、日常の歯磨きの際に生じる口腔内の小出血は、口腔内細菌による菌血症(血液内に細菌がいる状態)を引き起こす。加齢や高血圧などで脳血管の内皮細胞が傷害される(血管の壁にほころびができる)と、cnm陽性ミュータンス菌は、血管の内側に露出したコラーゲンに付着し、炎症を引き起こし、血小板による止血の働きを抑制することで、微小脳出血や脳出血の原因になると考えられるという (出所:3者共同プレスリリースPDF)
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