量子もつれ状態の検証に必要な測定回数を著しく減少させた、より直接的な検証方法。3つの光子が半透鏡(BS)により、システムAとBのふたつに分離され、結果としてシステムAの3つの経路(モード)、システムBの3つの経路(モード)に複数の光子が存在する量子もつれ状態となる。この方法では、(a)それぞれの経路でどのような組み合わせで光子が存在するかどうかの光子検出確率分布、(b)システムAおよびBのそれぞれで、離散フーリエ変換を実行する光量子回路を通過させた後での同様の確率分布という、ふたつの確率分布のみから、システムAとBの間での量子もつれの検証が可能である (出所:京大プレスリリースPDF)
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