腸チップを用いた炎症様現象の誘導と吸収試験。(左)腸管腔内に蛍光標識された分子が流され、腸管外に漏れ出した様子を観察した結果。蛍光標識した分子の濃度がカラーマップで表示されており、白・赤色に近いほど濃度が高く、黒・紫色に近いほど濃度が低い。対照群では物質の漏れがないのに対し、炎症誘導物質を添加した群では大きな漏れが見て取れる。(右)2Dと3D腸モデルを用いた吸収試験の結果。3D腸モデルにおいて吸収量が多く、能動輸送阻害剤で抑制されていることより、拡散ではなく能動的に取り込まれていることがわかる (出所:東大生研Webサイト)
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