次世代シーケンスによる新規全核ゲノムデータの比較解析から明らかになったオス・メスを獲得した直後の生物に相当するユードリナのオスの極小性染色体領域「OSU」。わずか約7千塩基対(7kbp)の長さしかなく、1個のオス特異的遺伝子「OTOKOGI」が位置する。一方、メスの性染色体領域は約9万塩基対(90kbp)の長さで、1個のメス特異的遺伝子「FUS1」をもつ。FUS1はボルボックス系列の同型配偶の交配型プラスの性特異的遺伝子でもあり、配偶子接着に関与することが知られている。(著者原図、一部は発表論文から改変) (出所:東京大学Webサイト)
企業のR&D部門が開発した新技術の紹介や、宇宙、生命工学、物理学などのマニアックな科学系読み物を中心に構成。話題の科学者へのインタビューなども。