図2 渡辺さんらがコンピューターで再現した赤道上空の風。2月1日のデータを出発点にして計算した。水色の線が計算結果。複数の計算を行ったため、線も複数ある。それぞれの日付の縦の点線より右側の部分が「西風」、左側が「東風」を表す。黒い線が観測値。ピンクの四角で囲んだ部分で、本来の「西風」が逆転して「東風」になっていく。準2年周期振動の崩壊だ。その様子が再現された。
企業のR&D部門が開発した新技術の紹介や、宇宙、生命工学、物理学などのマニアックな科学系読み物を中心に構成。話題の科学者へのインタビューなども。