ビジネスには何らかのルールが必ず存在する。急激に変化を続ける近年のビジネス環境では、ビジネスルールについても柔軟な対応が求められる。 一方で、企業が利用しているITシステムは、これらの変化について行けずビジネスが滞るという課題も存在している。 昨今、この課題を解決する手段として注目されている開発手法が「BRMS(Business Rule Management System)」である。

本記事では、全世界で500社以上の導入実績を誇るBRMS「Progress Corticon」の国内ディストリビューターである株式会社アシスト 情報基盤事業部 プログレス推進部 佐藤彰広氏、および同営業統括部 國井智子氏より、「BRMS」のメリットおよび「Progress Corticon」の特徴について解説いただいた。

アプリケーションからビジネスルールを切り離して開発・運用する「BRMS」

株式会社アシスト 情報基盤事業部 プログレス推進部 佐藤彰広氏<

何か新しい業務要件や法規制などの制約が発生した場合には、それらに関係するビジネスルールを変更しなければならない。しかし、それらのルールがアプリケーション内のプログラムに組み込まれてしまっていると、ルールの追加や変更には相応の時間とコストが掛かってしまう。だが、ビジネスルールの部分をアプリケーションから切り離すことができれば、開発や運用にかかる時間と手間を大幅に削減することが可能となる。

また、切り離すことでルールの管理・運用をわかりやすく可視化させることも可能となる。その結果、実際に利用する業務ユーザー自身がルールの作成に関わることができるため、ビジネス環境の変化に対しても、より柔軟な対応が可能になる。 佐藤氏は、「このようなBRMSの考え方は以前からあり、2000年代初頭に一度大きな盛り上がりを見せました」と語る。ただ、当時はシステムのパフォーマンスも悪く、ユーザーの期待する水準に達しないものが多かったため、あまり普及は進まなかったそうだ。

同社 営業統括部 國井智子氏

しかし近年は、「特に米国を中心に再度、BRMSは大きな盛り上がりを見せてきている」と佐藤氏は語る。そして、その大きなきっかけとなったものが、バラク・オバマ大統領が公約に掲げ、2014年より適用が始まった医療保険制度改革、通称「オバマケア」である。 この改革を実行するためには、当然各州の公的機関などに運用するシステムが必要となってくる。だが、法案が可決するまでに紆余曲折あったために、要件が定まらない状態のまま開発を進めなければならなかった。そのような状況において、ルールとアプリケーションを別々に開発・管理できるBRMSは、まさにうってつけの開発手法だった。そして、全米50州のうち26の州で採用されたBRMSが「Progress Corticon」である……

BRMSであれば業務ユーザーもビジネスルールの作成に関与できる

(マイナビニュース広告企画:提供 アシスト)

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