Array APVを介したHTTP トラフィックの扱い

ネットワークの進化に伴ってアプリケーションデリバリコントローラ(ADC)に求められる機能も多様化している。近年、特に注目されているのがネットワークトラフィックの「SSL」(Secure Socket Layer)による暗号化の動向だ。2015年6月10日~12日に幕張メッセで開催された「INTEROP Tokyo」では、アレイ・ネットワークス社のプロダクトマーケティング部 マネージャの原田雄一郎氏による「クラウド化の次にやって来る"Web トラフィック総SSL"化時代に向けて」と題したセミナーセッションが行われた。

Web トラフィックが「総SSL化」する4 つの理由

原田氏は、「今後のWebトラフィックはすべてSSL 化されていく」という見通しと、その根拠について説明した。原田氏が示す根拠は4つのトレンドがあるからだという。

<常時SSL化を巡る4つのトレンド>

  • 「機密情報に関する定義の変化」
  • 「証明書によるサイトのインテグリティ(完全性)明示の必要性」
  • 「技術的要因」
  • 「各社/団体による啓蒙」

例えば、その中の一つ「技術的要因」とは、Webに関する技術や製品を取り扱うベンダの動向が関係している。
IETF(Internet Engineering Task Force:インターネット技術の標準化を推進する任意団体)によって2015年2月に仕様が承認(2015年5月に文書化:RFC7540)された「HTTP/2」は、現在一般的に使われている「HTTP/1.1」との互換性を確保しつつ、より高速なデータ通信が可能な次世代のHTTPプロトコルとして期待されているが、主なブラウザベンダ各社は、このHTTP/2への対応において、総じて「over SSL」を前提とした実装を進めているという。
つまり、将来的にHTTP/2が広く利用されるようになれば、同時に「SSL」での通信が事実上の標準になる可能性が高いというわけだ・・・

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(マイナビニュース広告企画:提供 アレイ・ネットワークス株式会社)

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