ICT教育が加速するなか、授業の在り方は、これまでのような固定席についた大勢の生徒を前に教鞭を執るものから姿を変えつつある。こと大学教育でいえば、新型コロナの影響もあって、国内にある大学のうち8割以上が、対面とオンラインを併用したハイブリッド型授業の実施を方針として打ち出している状況だ(2020年 文部科学省「大学等における後期等の授業の実施方針等に関する調査」)。
しかし、単に授業の場をオンラインに移すだけでは、ICTの効果は発揮されない。学外を含むさまざまな人、情報、デバイス、アプリに対していつでもどこからでもつながることができる――そんな「スマートキャンパス」と呼ばれる環境づくりが、ICTで教育の質的向上を図っていくうえでは必要となる。すでに諸外国ではこの「スマートキャンパス」実現に向けた試みがいくつか生まれてきているが、どんな効果が見込まれるのか。世界有数の通信インフラ企業であるコムスコープがまとめた資料から、「スマートキャンパス」が教育をどう変えるのかをみていきたい。
コムスコープ提供資料
スマートキャンパス事例
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「スマートキャンパス」は、大学教育をどう変えるか?
どんな場所からでも学内学外の人や情報とつながることができる――こうした環境を整備すると、大学教育の学びはどう変わるだろうか。
たとえば学生であれば、実生活や身近な場所から収集したデータを使い、実生活と紐づけることで、面白く興味が持てる学びを能動的に得ることが可能になる。教員側も、学生が指先で情報や専門知識にアクセスできる状況を観察しながら、”これまで触れることのできなかった新しい見解や知見” を学生が発見できるようサポートできるようになるだろう。スマートキャンパスは、こうした能動的かつ体験や経験を通じた学びを深めていくうえで、極めて有効に機能する。
このスマートキャンパスを実現する要として、コムスコープは、「柔軟な学習スペース」と「アナリティクス」の2つを挙げている。詳しくは本記事でダウンロードいただける資料を参照されたいが、「柔軟な学習スペース」でいえば、同社はこれを構成する要素を下表の6つに分類し、資料のなかでそれぞれを説明している。
[1] 新しい学習モデル |
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[2] デジタルポータル |
[3] 仮想ラボ |
[4] ディスタンスラーニング |
[5] 講義の録画 |
[6] 未来の図書館 |
このほか資料では、「アナリティクス」に関する詳細や、各環境を整備するにあたってどのようなテクノロジーを導入する必要があるかも解説している。予測困難な時代を迎えたいま、能動的に考えて新しい価値を生み出していく力を育むことがあらゆる教育機関に求められている。この力を育み得る「スマートキャンパス」の実現は、これから先の大学運営を考えるうえで避けては通れないテーマだ。ぜひ以下のリンクから、「スマートキャンパス」の実現に向けた示唆を得てほしい。
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