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指紋や静脈、顔などを利用する生体認証は、貸し借り、忘却/紛失、盗難などのリスクが低い認証種別として、近年注目を集めている。この生体認証は一般的に、セキュリティの文脈で評価されることが多いが、1980年代より生体認証技術の研究に着手してきた富士通は、“確実な本人認証” を “特別な所有物なし” に行えることから、同技術が顧客体験を変える可能性をも秘めていると提唱する
富士通が2021年6月に開催したウェビナー「生体認証で創る、手のひらでつながるニューノーマルな世界」では、生体認証が秘める可能性について、同社の持つ独自技術や実際の取り組み事例を交えて提示された。同ウェビナーの模様をまとめたホワイトペーパーより、一部を抜粋してお届けしたい。
ウェビナーレポート
生体認証で創る、手のひらでつながるニューノーマルな世界
――富士通が創る「つながる世界」とは?
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他人受入率0.000001%以下を誇る「手のひら静脈認証」
ウェビナーは、生体認証技術のエキスパートとして国際標準化にも貢献している富士通株式会社 先端融合技術研究所 山田 茂史氏の講演で幕を開けた。
ウェビナーは、生体認証技術のエキスパートとして国際標準化にも貢献している富士通株式会社 先端融合技術研究所 山田 茂史氏の講演で幕を開けた。
山田氏は講演の中で、手のひらの静脈パターンで個人を識別する独自技術「手のひら静脈認証」について説明。同技術は、身体の中の情報で経年変化しない静脈を使うことによって、他人受入率0.000001%以下(2021年7月時点の最新値)という世界トップレベルの認証精度を “手ぶら” で実現するというものだ。同氏はこの「手のひら静脈認証」と顔認証を組み合わせたマルチ生体認証に関する技術開発も進めていると言及し、たとえマスクを着用した状態でも”高速で確実な本人認証” が行えると強調した。
では、”手ぶら認証” とも呼ぶべき同認証技術を用いることで、顧客体験はどのように変わるのか。山田氏に続いて壇上に登場した富士通株式会社 ソーシャルデザイン事業本部の森 樹久氏は、「つながる世界」をキーワードにこの点を説明。「一度の生体登録であらゆるサービスの認証に使用できること」「各サービスが連携しシームレスに認証できること」「安心・安全な統合認証基盤であること」、以上の3つが実現されることで、工場の入退室管理や銀行での入出金、日々のショッピングなど、オンビジネス・オフビジネス問わず社会のあらゆるシーンの本人認証がより便利で安全に行えるようになると語った。
実用化に向け、進む実証実験
“手ぶら認証” の実用化に向けて、富士通は各所で実証実験に取り組んでいる。ウェビナーでは富士通株式会社 デジタルソリューション事業本部の鈴木 良氏が登壇し、マルチ生体認証を活用したローソン富士通新川崎TSレジレス店の取り組みを紹介。入店時にゲートで手のひらをかざすだけで、下図のとおりレジを経由することなく買い物ができる仕組みを説明した。
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以上、ウェビナーレポートから一部を抜粋して紹介した。ダウンロード資料ではここまで述べた “手ぶら認証” の持つ可能性について詳細に説明しているほか、「手のひら静脈認証」を実装した富士通のビジネスPCについても紹介。ニューノーマルな世界が常態化するなか、「非接触」「非対面」に確実な本人確認を実現する富士通の生体認証技術は、これから先の社会で必要とされるものといえるだろう。ぜひダウンロードのうえ、認証技術の最新動向を掴んでほしい。
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