仮想デスクトップ環境による、業務効率向上を実現したものの...

近年、ネットワーク速度の高速化やサーバの高性能化に伴い、仮想デスクトップ環境の活用が増加している。全国に多数の建設作業拠点を有し、その数はもっともプロジェクトが重なる時期には約450か所におよぶという三井住友建設も、そうした仮想デスクトップ環境を活用する1社だ。

2010年に、各拠点に設置されていたスタンドアロン型のPCで利用していた業務システムを刷新。各拠点のPCと本部のサーバをつなぐクライアントサーバ型を採用したものの、建設期間が1年未満の現場では光回線が敷設できないなど、良好な通信環境を確保できないという課題があったことから、2011年に仮想デスクトップ環境へIT基盤のリニューアルの検討を実施した。

クライアントサーバ型のシステム導入時に行った業務の流れを洗い出して作ったワークフローを変更せずに、システムの性能向上を目指して行われたこの取り組みは、まずは既存のファイルストレージを共有する形で仮想デスクトップ環境を構築し、2012年から段階的な導入を開始。パフォーマンスを改善し、建設現場での業務効率を大幅に向上させたという。

高いパフォーマンスでボトルネックの解消に成功!

しかし、仮想デスクトップの台数が100台を超えたころから、デスクトップ画面やブラウザの起動に時間がかかるようになり、Windowsのアップデートに1時間かかったり、再起動に30分かかるといった問題が発生するようになった。調査の結果、パフォーマンスの劣化は、共有ストレージがボトルネックとなっていることが判明し、新たなストレージの導入が求められることとなったのだ。 そこで、既存のファイルストレージの後継機にSSDをキャッシュとして搭載する方法や、HDDのハイブリッド型ストレージ、複数のオールフラッシュストレージなどから対応策の検討が進められ、パフォーマンスと機能面からオールフラッシュストレージの採用が決まり、2014年に導入・運用が開始された。

選定のポイントとなったのが高いパフォーマンス。中でもI/O処理性能が重視されたほか、仮想デスクトップ環境の特性に見合った、重複排除や圧縮機能を有していることも評価された。オールフラッシュストレージを導入した結果...

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オールフラッシュストレージを用いた仮想デスクトップ環境の実力とは!?


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