生産性に関する日本と諸外国との比較データ。詳細はダウンロード資料から参照いただきたい。 |
日本の労働生産性は、諸外国と比べて低い水準にあることがかねてより指摘されてきた。Slack社が世界10ケ国の17,000人に対して行った「ナレッジワーカー意識調査」の結果をみると、日本の労働生産性は深刻な状況にあると言わざるを得ない。自社の生産性について「高い」または「とても高い」を選んだ日本の回答者の割合は、29%に留まった。一方、調査国全体平均は71%に達しており、両者の間で40%以上もの開きがあるのが明らかになったのだ。
ただ、生産性が高くないというのは、裏返せば、改善の余地があるということである。日本の生産性の低さは何を起因としているのか、また、そこに対してどのような対応策が考えられるのか。Slack社の調査レポート「ナレッジワーカー意識調査・日本版」から紐解いていこう。
Slack社提供レポート
「ナレッジワーカー意識調査・日本版」
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「自社の生産性が高い」と答えた人に共通するものとは?
Slack社は調査の中で、さまざまな項目から「自社の生産性が高い」と答えた人と「自社の生産性が低い」と答えた人の意識を比較。この結果、「アラインメント(すべてのメンバーの目指す方向が揃っていること)」と「企業文化への満足度」について、注目すべき差異が表れたという。
アラインメントでは、「チーム全員が共通のビジョンを持ち、その実現を目指している」という項目に「そう思う」と回答した割合において、「自社の生産性が高い」回答者と「低い」回答者の間に約2倍の差があった。「自社の戦略をよく理解している」「自社の戦略に自分の日々の仕事がどうつながっているのか理解している」といった項目でも同様の傾向を見て取ることができ、アラインメントが生産性を左右する重要なファクターであることが示唆された。
アラインメントと生産性が相関関係にあることが左の調査データからわかる。このほか、トップダウンの組織構造も生産性と関連していることも判明。右にあるとおり、縦に長すぎる組織構構造は生産性を引き下げてしまう恐れがある。 |
企業文化をポジティブに捉える社員が多いことも、生産性の高い企業に共通した事項だ。 下の図にあるように、調査では、コラボレーション、コミュニケーション、従業員教育、ワークライフバランスといった “企業文化を構成する要素” のすべてにおいて、「自社の生産性が高い」回答者と「低い」回答者の差が 3 倍以上あることが示されている。
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生産性向上に「アライメント」と「企業文化への満足度」からアプローチする場合、どのような手法が有効なのか。Slack社はここで以下の4つをポイントに挙げ、そこにおけるSlackの活用を推奨する。
1.「何を目指すのか」をしっかり共有する
2. 情報やタスクをまとめるツールを導入する
3. 活発なコミュニケーションを促進する
4. 経営層との双方向の対話を推進する
DeNAは全社員規模でSlack Enterprise Gridを導入。 |
右に載せるDeNAの取り組みは、これらのポイントを実践した好例と言える。同社はSlack Enterprise Gridを導入し、これまで事業部やプロジェクト単位で契約されていたSlackをひとつのテナントとして統合。社内の誰でも組織・階層を横断してコミュニケーションできる、必要な情報やタスクへアクセスできる仕組みを整えた。
ダウンロード資料では上に挙げた各ポイントの詳細や、DeNAの取り組みについて紹介している。既述したように、生産性が高くないというのは、改善の余地があるということだ。本資料を参考いただき、生産性向上に向けた歩みを加速してほしい。
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Slack社提供レポート
「ナレッジワーカー意識調査・日本版」導入事例
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