経産省は「2019年版 ものづくり白書」のなかで、あらゆる産業でデジタル技術を使った新たなビジネスモデルが誕生していること、そしてこの動きが製造業においても同様であることを報告した。産業構造の抜本的変化に対応することは、今日の製造業において必須の課題と言える。
「プロダクト・イノベーション・プラットフォーム」の概念図。詳細は、ダウンロード資料で確認してほしい |
デジタルを駆使した新サービスや業種間連携は、今後いっそう増えるだろう。そんな中ではもはや、製品の重要情報へアクセスする人員は機械系設計部門に閉じているべきではない。部門や企業を横断した人材がこの情報を活用し、「共創」によってイノベーションを起こしていくことが求められているのだ。本稿で紹介する資料では、共創の加速に不可欠な「プロダクト・イノベーション・プラットフォーム」について解説していく。
旧来のPLM ≠ 「プロダクト・イノベーション・プラットフォーム」
企業内外の組織を横断し、製品ライフサイクルの様々な分野に関わる人材が製品データを活用する。これを実現するためのシステムは、一般的にPLM(Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理)と呼ばれ、特に自動車や航空宇宙といった「グローバル規模でのサプライチェーンプロセスが伴う企業」において早くから導入されてきた。
ただ、旧来のPLMはモノリシック(一枚岩)な構造を採るものが多く、変化に対応するための柔軟性には長けていない。他社や他システムとの連携・接続が困難なために、組織や業務の垣根を越えて活用するはずが結果として限定的な利用に留まってしまう。従って旧来のPLMと「プロダクト・イノベーション・プラットフォーム」とでは、下図のような相違がある。
モノリシック(一枚岩)/旧来のPLM | プロダクト・イノベーション・プラットフォーム | |
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ライフサイクル | 製品開発段階のみ | 製品ライフサイクル全体 |
部門 | 主にメカのみ | メカ、エレ、電子、ソフトウェア、システム |
情報 | MCAD、文書、部品やBOM | すべての部門のすべての製品データ |
サプライチェーン | 限定的なサプライヤー | サプライチェーンすべて |
古いPLMがイノベーションを妨げるボトルネックとなっている。あるいは、PLMという仕組みそのものが無いために製品データを有効に活用できない。製造業は、こうした問題を早々に解決せねばならない。そのためには、高い柔軟性を備える次世代PLM基盤によってサプライチェーンをまたがったプロセスを標準化することが不可欠だ。
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以下からダウンロードできる資料では、数あるPLM製品の中でも高い柔軟性と拡張性を備えるArasのPLMプラットフォームについて、「プロダクト・イノベーション・プラットフォーム」の文脈からその優位性を解説している。また、顧客成功事例として、旧来のPLMシステムから同製品へ移行することで世界各国の業務を最適化した日立産機システム、Arasによってイノベーションを加速させた独GETRAG社の取り組みなど、これらの資料で参照できる情報は、製造産業の構造変化に対応していく上できっと役に立つはずだ。
ダウンロード資料のご案内
解説資料: 「プロダクト・イノベーション・プラットフォーム」の重要性 変わりゆく製造業 ―これまでの製品開発が通用しない時代― 事例資料: 日立産機システム_旧来PLMからの移行で世界各国の業務を最適化 GETRAG_ Arasによってイノベーションを加速
イノベーションを起こすためのヒントを、ダウンロード資料から掴んでほしい
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