企業内にある各事業部が担当事業の拡大に専念できる環境をつくる。そしてこれにより企業としての競争力を引き上げる。こうした狙いの下、事業部を事業会社(子会社)化する「グループ経営」を推進する企業が増えている。また、事業の多角化などを目的としたM&Aによる「グループ経営」の推進についても同様だ。本稿ではグループ会計をテーマとし、中堅中小企業に向けた基幹業務システム「PCA hyper」を利用した「競争力を引き上げるためのグループ会計」について紹介する。
対象読者
- 子会社を数社保有する中堅中小企業の方
- グループ会計に課題を抱えている方
グループ経営のカギは「会計」
上場会社総数に占める子会社の割合をみると、日本は6.11%と、欧米各国に比べてかなり高い(※経済産業省 第3回公正なM&Aの在り方に関する研究会 2019年)。ただ、単に企業経営をグループ経営に変えるだけでは、競争力は強化されない。市場における各子会社の勝ち負けを見定めて、限りある経営資源を適切に振り分ける。親会社のこうした戦略無しに、グループ経営のメリットは生まれ得ない。
ここにあたっては、子会社のビジネス動向をリアルタイムに可視化する必要がある。必然的にグループ会計が重要となるわけだが、グループ間で基幹業務システムが異なっている、決算の度に各子会社から送られる帳票を集計している、こういった企業は意外と多いはずだ。また、システムは統合していても、事業全体の収支しか参照できないため、地域やセグメント別の収支がみられないようなケースも多い。
会計システムがグループ間で異なる場合リアルタイムに各子会社の動向が把握できず、また決算の度に膨大な集計作業が発生してしまう(左)。システムを統合していても、セグメントやエリアまで踏み込んで収支が可視化できる仕組みを用意する企業は多くない
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セグメント別の収支を認識することは、「どこで収益(損益)が出ているのか」「どの収益(損益)を伸ばすべきか(減らすべきか)」を意思決定する上で大いに役に立つ。グループ会計の強化は、グループ全体の競争力を引き上げていく上で有効なアプローチと言えよう。
セグメントにまで踏み込んだグループ会計を実践することは、これまで把握できなかったインサイトを得ることに繋がる |
グループ会計に最適化された「PCA hyper」
ピー・シー・エーが提供する「PCA hyper」は、今述べたセグメント別の収支を可視化するための強力な機能を備える、グループ会計に最適化された基幹業務システムだ。同製品は他にも、効率化、柔軟性、連携性の側面で、他製品にはない強みを有している。
強み | 詳細 |
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効率化 | 「グループ企業管理」に特化したメニューを備えるなど、グループ内のデータを容易且つ有効に活用できる数々の機能をプラットフォームとして備える |
柔軟性 | オンプレミス、クラウドの両製品を用意し、相互間のデータの互換性も保持。企業の成長に合わせてオンプレミスとクラウドを柔軟に選択可能 |
連携性 | Client-APIとWeb-APIを利用して、様々なシステムとデータを直接連携させることが可能。業務自動化に貢献する他、CSVによる連携も対応 |
子会社のどのセグメントが伸びているのか、上手くいっていない子会社は何が理由にあるのか。こうした状況を可視化することにより、意思決定における曖昧さを無くして対策を打つことが可能だ。
以下からダウンロードできる資料では、「PCA hyper」が備える機能の具体的な内容を、画面ショットも交えて紹介している。子会社を数社保有する中堅中小企業の方、グループ会計に課題を抱えている方には、ぜひ確認頂きたい。
提供資料のご案内
「PCA hyper」はグループ企業やセグメント収支の管理を行うのに最適なUI、仕組みを持っている。詳細は、 ダウンロード資料 で確認してほしい
働く人に、昨日を超えていく力を――「PCA hyper」
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