サーバの仮想化は既に一般的な技術となっており、クラウド事業者などによるIaaSのサービスも手軽に利用できる環境が整っている。しかし、これまで内部のデータセンターなどで運用してきたアプリケーションをそのままクラウドに移行できるとは限らない。場合によってはストレージが足かせになることもある。

クラウドストレージを利用するには、アプリケーションの改修が必要?
改修を始めるその前に...

本記事では触れられていないREST対応不要な「Red Hat Storage」に関する詳細情報はホワイトペーパーをダウンロードしてご覧ください。

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標準のIAサーバをストレージ化

レッドハット株式会社 製品・ソリューション事業統括本部 ストレージ事業部 事業部長
西山高徳氏

レッドハットが提供するスケールアウトNASソリューション「Red Hat Storage」は、標準的なIAサーバをストレージ化するソフトウェアで、"オープン"なスケールアウトを実現する。

オンプレミス環境で活用するならベアメタルのIAサーバを使う形が一般的だが、クラウド型のIaaSサービスで提供される仮想サーバをストレージ化することも可能なため、クラウド環境にも展開しやすいストレージだと言える。

スケールアウトNASアーキテクチャは、必要に応じて段階的に容量拡張が可能であることも、クラウド環境との親和性を高めるポイントとなっている。サーバの追加が数分単位で可能なIaaSプラットフォームを使えば、まさにいつでも必要な容量を即時に確保できるストレージシステムとして運用可能だ。

アマゾン ウェブ サービス(AWS)を公式サポート

Red Hat Storageは、クラウドサービスとして広く活用されているアマゾン ウェブ サービス(AWS)のサービスにも対応している。Red Hat StorageのシステムイメージがAMI(Amazon Machine Image)として用意されており、「AWSテストドライブプログラム」として5時間まで無償で試すことができる試用サービスも準備されている。

正式に利用開始する場合はBYOL(Bring Your Own License)で、レッドハットとサブスクリプション契約を締結した上でそのライセンスをAWS環境上で運用する、ということになる。

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