NTTレゾナントは、ポータルサイト「goo」や「教えて!goo」に蓄積された膨大なデータを活用したディープラーニングによる、自然な日本語対話を実現するチャットボットを開発した。そして、恋愛相談を行う「AIオシエル」や旅行プランを作成してくれる「旅行AI」など、AIを活用したBtoCサービスを次々に展開し、高い評価を受けている。
NTTレゾナントのAI技術の中核をなす対話AIチャットボット
日テレとの協業で実現した、ドラマキャラクターと会話ができる「AIカホコ」や「AI菜奈ちゃん」などが、大きな話題を集めた ⇒ PDFのダウンロードはこちら |
NTTレゾナントのAI技術の中でも中核となるのが、対話AIチャットボットである。チャットボットは人と会話をするAIであり、質問と回答がセットになったルールベースのものと、AIが意図を理解して回答を生成するものに大別できるが、世の中で使われているチャットボットの大半がルールベースであり、ルールにない質問に対しては、「わかりません」としか答えることができない。一方同社のチャットボットは、ディープラーニング技術を用いて言葉の意図を理解し、回答を生成していることが特長だ。
しかし、同社は現状のチャットボットで満足しているわけではない。現在のチャットボットは、基本的に一問一答形式。対話の流れを人間のように常に理解しているわけではなく、それは世界的にもまだ確立されていない。
ディープラーニングの学習では、活性化関数や学習率、誤差関数、最適化関数など、調整が必要なハイパーパラメータと呼ばれるものが存在する。さまざまな組み合わせから最適なハイパーパラメータを見つけるためには試行錯誤が必要だ。同じ学習データについて、何度もパラメータを変更して学習するので、学習が完了するまでに、10日や20日かかることも珍しくはない。また、大量のデータを一度に学習させるためには、多量のメモリが必要になる。
そこでNTTレゾナントが採用したのが、NVIDIAが2016年4月に発表した世界初の「ディープラーニング向け」スーパーコンピューター「DGX-1」である。「DGX-1」は、より短時間でディープラーニングの学習を行いたいという要望に応えてくれる唯一無二のマシンだった。
本稿で提供するPDFでは、「DGX-1」がNTTレゾナントのAI事業にもたらした効果はもちろん、その導入過程の詳細についても、NTTレゾナントの担当者が語る生の声と共に紹介されている。NVIDIAのスーパーコンピューターに興味を持った方は、ぜひこのレポートの内容をチェックしていただきたい。
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NVIDIA DGX-1が加速するNTTレゾナントのAI事業
≪目次≫
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