データ分析の重要性は、日々刻々と増している。分析に使うツールと言えばMicrosoftの「Excel」やGoogleの「スプレッドシート」を思い浮かべる方が多いだろう。確かにこれらのソフトは便利だが、”何でも”できるわけではない。そこで今回紹介したいのが、「スプレッドシートではできない5つのこと」と題したTableau社の冊子だ。BI・分析プラットフォーム「Tableau」を提供している同社ならではの目の付け所は、ビジネスに関わる方なら必ず参考になるはずだ。
では、実際にどのような内容が紹介されているのか、5つの課題を挙げながら説明していく。
課題1:膨大すぎるデータ量に悪戦苦闘
スプレッドシートでは、「100万行のデータで壁に当たる」と言われている。限界までデータを詰め込んでいたり、複数の小さいデータセットに分割している場合には、洗練されたマクロや計算をスプレッドシートで実行しても、プログラムが停止し、長い時間待たされただけ、といったケースが起きることがある。
課題2:複数のデータを統合するのに手間と時間がかかる
例えば四半期報告書を作成する場合、CRMシステムからエクスポートしたデータや営業のデータベースから抽出したデータ、経理部から提出されたデータなどを盛り込む必要がある。この作業をスプレッドシートで行う場合、それぞれのデータを何時間もかけて準備し、一つひとつの点をつないで全体像をまとめ、プレゼンテーションに貼り付けなければならない。
課題3:表やグラフだけでは導き出せない
スプレッドシートでも基本的な図表はもちろん作成できる。ただ、次のシチュエーションのようなときはどうだろうか?「会議のためのプレゼンテーションで、時間をかけてチャートを作成し見栄えも問題ない。しかしいざ会議がはじまると、そのチャートではすぐに回答できない質問をされ、後日一からやり直すはめに」――例えば、地図やヒートマップといった視認性に富んだビジュアルにできないものか……
課題4:そもそも知識がない
急遽上長に提出しなければいけないレポート業務が発生。しかし、いつも担当してくれている人が今日は休み……収集した各種データをいざ分析しようにも、そもそも関数やマクロの知識がなく、見やすい表やグラフに加工する自信もない。こんな経験一度ぐらいは誰しもありそうだ。
課題5:データが古い
スプレッドシートの場合、新たなデータ抽出や更新があれば、そのままでは利用できなくなる。また、複数人で共有している場合、気付かないうちに計算式がおかしくなっていたり、データが先祖返りするといった可能性もある。
今回紹介した5つの課題は、本稿で提供するPDFの内容をかいつまんで紹介しているにすぎない。またこの課題にたいし、どのような解決策が提示されているのか、その具体的な方法にも言及している。少しでも興味のある方は、ぜひ自身の目でチェックしていただき、今後のビジネスに役立てていただきたい。
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スプレッドシートではできない5つのこと
≪目次≫
- すべて(あらゆる)のデータを統合
- データブレンディングとクリーニング
(マップ、多様性、将来の予測、最新の情報をインタラクティブに取得)- 優れたビジュアライゼーション
- ドラッグ& ドロップによるダッシュボード作成
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