標的型攻撃の脅威が大きな問題となっている。従来のサイバー攻撃とは異なり、手口が巧妙で被害に遭いやすく、侵入の検知が困難で既存のセキュリティ対策では防御できないなど、脅威の大きさは従来型サイバー攻撃の比ではない。
この標的型攻撃への対策が企業にとって緊急の課題となるなか、その手口を検証することによって対策を講じるマイナビ主催のセミナーが開催された。「困惑気味のインフラ管理者に贈る! ネットワーク次世代技術総覧セミナー」と題したそのセミナーでは「標的型攻撃の現状と必要な対策」について、次世代セキュリティ技術の専門メーカーであるファイア・アイ株式会社の橋本賢一郎氏が、実際の標的型攻撃をデモで紹介しながら、その対策を熱く語った。
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すぐそこにある標的型攻撃の脅威
まず、標的型攻撃とはいかなるものか、なぜそれほど危険なのかについて、橋本氏は次のように説明する。
「標的型攻撃とは、特定の対象に絞り込み、人を介して行う高度な攻撃を指す。攻撃の手口はさまざまだが、狙うのは情報。既存のセキュリティプロダクトで対処することは難しく、被害者が知らない間に情報が盗まれる。気づいた時には取り返しのつかない事態に陥っているケースが多い」
ファイア・アイによると、標的型攻撃対策用に開発された同社製品を利用するユーザーを調査したところ、2013年前半に標的型攻撃を検知した機器の比率は世界中で45%に及ぶという。この数字は大方の予想をはるかに上回るものだが、日本市場に限定するとその比率は68%にはね上がる。これらの数字はあくまでもファイア・アイの製品が検知したものに過ぎないので、実際はこの数字をかなり上回る攻撃が繰り返されていると見られる。
今回、橋本氏は標的型攻撃に対する防御のポイントを10箇条にまとめている。
その10箇条とは......
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内容一覧
- すぐそこにある標的型攻撃の脅威
- 標的型攻撃の4つの特徴とその手口
- 標的型攻撃に対する防御ポイント10箇条
『標的型サイバー攻撃の現状と必要な対策―ファイア・アイ 橋本氏』 の講演レポート全文と講演資料を無償配布中
11月26日、マイナビが大阪にて主催した「困惑気味のインフラ管理者に贈る! ネットワーク次世代技術総覧セミナー」。
「標的型攻撃の現状と必要な対策」について、次世代セキュリティ技術の専門メーカーであるファイア・アイ株式会社の橋本賢一郎氏が、実際の標的型攻撃をデモで紹介しながら、その対策を熱く語った。そのレポート記事全文と、当日講演資料を無償で配布しています。当日参加できなかった方や、標的型攻撃に対する最新の防御を知りたいという方々に、ぜひご一読をお勧めします。
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