デジタルトランスフォーメーションの実現に向けた国内最大級のITカンファレンス「vFORUM 2018 TOKYO」が、ザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区)で開催された。その中から「VMware vSAN」のお客様事例セッションについて紹介しよう。

vFORUM 2018 TOKYOで注目を集めたVMware vSAN

デジタルトランスフォーメーションの実現に向けた国内最大級のITカンファレンス「vFORUM 2018 TOKYO」

2018年11月13日から11月14日の2日間、東京都港区で開催された「vFORUM 2018 TOKYO」では、「データセンター&クラウド」「デジタルワークスペース」「ネットワーク&セキュリティ」「次世代テクノロジー」といったカテゴリごとにさまざまなセッションが行われた。

今回は、その中から「VMware vSAN」(vSAN)ソリューションを活用しているお客様の事例セッションについて紹介する。

vSANとは、ヴイエムウェアが提供するSoftware Defined Storage(SDS)のこと。ストレージ機能がハイパーバイザーと一体化しているのが特徴だ。

一般にストレージの管理・運用は専門性が高く、専任の管理者が必要だ。しかし、vSANは汎用的なハードウェアで構成でき、vSphereと完全に統合されるため、シンプルに導入・運用・管理できる。

さらにvSANはスケールアップやスケールアウトにも対応。柔軟性の高いハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)として提供されるケースも少なくない。

ノイジーネイバーと煩雑なストレージ管理の課題を解決

JR西日本グループにITサービスを提供している「株式会社JR西日本ITソリューションズ」は、vSANを使ってHCIを構築している。

「JR西日本グループのIT基盤は、一言で言うと”重厚長大”。24時間365日システムを止めることができないミッションクリティカルなものです」と語るのは、株式会社JR西日本ITソリューションズ 運用サービス本部 インフラ整備部 企画・構築グループ マネージャーの奥田諭氏。