働き方改革を実現する術として注目されているリモートワーク(テレワーク)。しかし、本格的にリモートワークを実施しようとすると、セキュリティや労務管理、人事評価、そしてコミュニケーションという壁が立ちはだかる。
これらの中で、特に現場にとって影響が大きいのは「コミュニケーション」である。電話やチャットツールなどのコミュニケーション手段があるとは言え、上司や同僚が気軽に声をかけられないという状況は、意思の疎通にも影響を及ぼす。また、会社という空間で起きる、何気ない会話や日常の出来事を共有できないことで、リモートワークをする人たちが疎外感を覚えるようなケースもあるだろう。これらの壁を打ち壊すためのキーワード、それが「空間共有」だ。
コミュニケーションが促進する空間共有の方法とは
リモートワークをする人と職場に務める人、それぞれが気軽に声をかけやすくするための手段としては、常時接続のカメラを設置して、リモートワーク側と職場それぞれの様子をタブレットやモニターなどで常に表示する、という手段がある。
たとえば、Web会議などのビジュアルコミュニケーションサービスを提供するブイキューブでは、下にある写真のように業務で使用しているPCの横にタブレットを設置し、テレワークをしている人と職場にいる上司を互いに常時接続で表示することで、空間共有を図っている。これなら、ある程度の空間共有は図れるので、リモートワークをする側が感じる疎外感も軽減されるだろう。また、上司側としても、常時接続で表示されていれば勤怠の管理も容易になるといったメリットがある。
この方法は一対一のコミュニケーション、たとえば上司と細かく打ち合わせしながら仕事を進める際には効果的だ。ただ、同僚とのコミュニケーションなど、多数を相手にするのはやりづらい。また、真正面からカメラで写されると、緊張して仕事にならないという人もいるだろう。
そこで、次の手段として考えられるのは、一対一を写すのではなく、言葉通りの「空間」を写す方法だ。具体的には、リモートワーク側が写るのは上司のデスクにあるタブレットではなく職場全員が目にする位置に置かれたモニターであり、リモートワークをする側に写るのは上司個人ではなく職場という「空間」というものになる。これなら、上司以外の同僚ともコミュニケーションが図れるようになるだろう。人同士を写すのではなく空間同士を写して共有できれば、サテライトオフィスの活用にも役立つはずだ。
空間共有の効果はカメラの画角で決まる
職場という空間同士を共有する際に、特にチェックすべきポイントとしてカメラの画角(視野角)がある。たとえば、下にある写真をご覧いただきたい。
左は画角が70度のもの。右は画角が120度のものである。ご覧のとおり、70度の画角で写せるのは、オフィス全体の3割程度と言ったところ。これでは、上司の周辺数人程度としかコミュニケーションは図れない。一方、画角が120度のものは、オフィス全体の8割近くが表示されている。これくらいの広さが表示されれば、設置場所次第でオフィスにいるほぼ全員とコミュニケーションが交わせるようになるだろう。
なお、写真の様子はV-CUBEが提供するテレビ会議システム「V-CUBE Box」にロジクール社が販売しているWeb会議用カメラ「Logicool MeetUp」を接続した、福岡でネットワークシステム構築に取組む「システージ株式会社」の空間共有の事例となっている。こちらの詳細については以下のURLから資料がダウンロード可能となっているので、興味のある方は是非ともご覧いただきたい。
ちなみに、MeetUpには遠隔操作で角度が変えられるリモコンが付属しているので、見られてはいけないものを画角の外に隠しても見つけられてしまう可能性があることを念のためお伝えしておこう。
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離れた拠点と”同じ部屋にいる感覚”での業務を実現≪目次≫
- システージ株式会社の課題
- V-CUBE Boxを使った解決策
- 導入した感想
- テレビ会議用カメラ「Logicool MeetUp」の紹介
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