日本アイ・ビー・エム株式会社 Systems & Technology エバンジェリスト -Linux/OSS- 新井真一郎氏

オープンソースのLinuxカーネル仮想化基盤「KVM(Kernel-based Virtual Machine)」の活用に注目が集まっている。IBMが提案するのは、同仮想化基盤への移行に加えて、VMwareなど既存の仮想化環境と共存させて仮想マシンの可用性向上やDR(災害対策)システムの構築などを図る「マルチハイパーバイザ」環境である。2月6日に開催された「マイナビニュース仮想化セミナー【Day1】コスト削減とリスクヘッジを実現する今後の仮想化環境 ~Red HatとIBMが提供するローリスクなOSSの活用~」に登壇した日本アイ・ビー・エム株式会社 Systems & Technology エバンジェリスト -Linux/OSS- の新井真一郎氏は、KVMの特徴やマルチハイパーバイザ環境が企業にもたらすメリットについて説明した。

既存の仮想化基盤を代替できるKVM/RHEV

「コストメリットやパフォーマンスの高さなどから、既存の仮想化環境をKVMに移行したいと考える企業が増えているが、容易には行かないのが実情だ。このセッションでは、そうした企業に有用な解決策を示せればと思う」とセッションの冒頭新井氏はこのように語り、「VMware vSphere」や「Hyper-V」、「XenServer」といった主要なサーバ仮想化プラットフォームからの移行にあたって重要となる観点を説明した。

移行を検討しているユーザーにとって最も気になるのは、KVMが既存のOSをサポートしているのかどうかである。KVMをベースとするRed Hat Enterprise Virtualization(RHEV)の現行バージョン3.1では、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の3~6はもちろん、Windows Server 2008(64ビット版のみ)、Windows Server 2003 Service Pack 2、Windows 7、Windows XP Service Pack 3(32ビット版のみ)を正式にサポートしている。

なお、昨年にリリースされたWindows Server 2012については・・・

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