20台のサーバーをVMwareで仮想化。タミヤでは、Backup ExecでVMware上のバックアップを 統合、バックアップの高速化と簡素化を実現しています。
模型・プラモデルメーカー「株式会社タミヤ(以下、タミヤ)」では、Symantec Backup Execによる仮想マシンの統合バックアップ環境を構築。VMware Consolidated Backup(以下VCB)でスナップショットしたシステムイメージを、SANのテープデバイスにバックアップしています。
株式会社タミヤ 業務部 係長 業務部 主査 加山 鉄也 氏 豊田 純爾氏 |
課題:仮想化サーバー上のゲストOSごとにバックアップを行うと、システムの負荷が大きく処理時間がかかってしまう
-- Symantec Backup Execを利用しているシステムの概要を教えてください。
当社では2009年よりVMwareによるサーバーの仮想化環境を構築し、既存PCサーバーを順次移行してきました。現在、4台の物理サーバー上で20のホストOSが稼働しており、一部の基幹システムなどを除きほとんどの業務/基幹システムを仮想化環境で運用しています。
-- いくつか仮想化プラットフォームがある中、VMwareを選択した理由を教えてください。
当社ではWindowsサーバーだけでなくLinuxサーバーも利用しています。導入検討時、実績が豊富で両方のゲストOSを正式サポートしていたVMwareを選択しました。
-- 仮想化サーバーのバックアップ環境について教えてください。
サーバーリソースごとにターゲットを分けて、2台のSymantec Backup Execによるバックアップサーバーを運用しています。1台はシステム単位でのバックアップに。もう1台は、VCB経由で仮想マシンをスナップショットしたシステムイメージをバックアップするために利用しています。バックアップデータはSANのテープデバイスに保管されますが、Symantec Backup Execの「SAN Shared Storageオプション」を利用することで、2台のバックアップサーバーの負荷を分散すると同時に、集中管理を実現しています。また2台のバックアップサーバーを設置する ことで、一方のサーバーにトラブルが発生した場合でも、もう一方のサーバーで処理をカバーできればと考えています。
-- バックアップデータの容量はどのくらいになりますか。
現在、フルバックアップで6TBほどになります。
-- VCBを利用している理由を教えてください。
あらためて説明するまでもなく、仮想化環境は物理サーバーのハードウェアリソースを複数のゲストOSで共有しています。そのため、それぞれの個別のシステム(ゲストOS)が同時にバックアップ処理を行うと、ディスクやメモリへのアクセスが重なり、システムへの負荷が大きくなりバックアップ処理のパフォーマンスも落ちてしまう恐れがあります。VCBを利用すれば、仮想マシンはバックアップに最適な形でのスナップショット機能を提供するだけなので大きな負荷はかかりません。バックアップはSymantec Backup Execのサーバーで処理されるようになり 高速かつ安全に仮想マシンのバックアップ環境を実現できると判断しました。
選定理由:VMwareにネイティブに対応。安定稼働で実績も豊富なSymantec Backup Execを採用
-- Symantec Backup Execを導入した理由を教えてください。
当社で最初にSymantec Backup Execを導入したのは仮想化環境を構築する以前の話で、現在のSymantec Backup Execよりも古いバージョンの時でした。Symantec Backup Execを導入する以前に利用していたバックアップシステムでは頻繁にエラーが発生し、またエラーの原因もはっきりしない状態が続いていました。そのような状況では、バックアップデータの信頼性を確保することが難しく、また運用管理面でも大きな手間となっていました。
-- Symantec Backup Execを導入したときの選定理由を教えてもらえますか。
Symantec Backup Execはバックアップ製品として歴史が長く、規模を問わず国内外での導入実績が豊富です。そのため信頼性が高く、安定的な稼働が期待できると考えました。
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