ハードディスクドライブ(HDD)よりも高速で壊れにくい「フラッシュストレージ」は、HDDから容易に換装できるSSD(ソリッドステートドライブ)の普及もあって、企業システムの標準的な選択肢として広まってきている。フラッシュメディアは、数年前まで非常に高価なデバイスで、HDDとハイブリッドに組み合わせる方式も流行していた。ところが最近では、SSDの低価格化・大容量化が進み、またストレージ効率化の技術も進化している。さらに、消費電力や冷却コスト、スペース、運用管理コストなどの観点からも、「オールフラッシュ」を前提にシステムを検討することが一般的になりつつある。

とはいえ、さまざまなオールフラッシュストレージシステムの中から、自社の環境やビジネスに最適な製品を選定することは、決して容易なことではない。そこで本稿では、オールフラッシュストレージ製品を適切に評価するための手法について、詳しく解説した資料を紹介しよう。

『バイヤーズガイド オールフラッシュ ストレージの評価方法』では、まず自社のアプリケーション環境を適切に理解することが必要だと説明している。一般的なアプリケーションは、次の標準的な3つのカテゴリに分類される。このカテゴリごとに、必要なオールフラッシュソリューションは異なる。

3種のアプリケーション環境
1. インフラを共有する仮想アプリケーション
2. クラウドインフラ向けに設計された次世代サービス
3. 超低レイテンシーが要求される専用アプリケーション

本書では、それぞれの項目について、「なぜ従来のストレージや手法では問題があったか」「どのような機能が必要か」「どのように運用すべき(できればよい)か」といった内容を細かに解説している。たとえば、仮想アプリケーションの場合、エンタープライズデータを管理するための機能として、次のような項目をあげている。このほかのカテゴリについても、同様にチェックすべき項目を列挙している。

仮想アプリケーションでエンタープライズデータを管理するために必要な機能
1. FCおよびiSCSIブロックサービスと、NFSおよびSMB/CIFSファイルアクセスのサポート
2. 統合データプロテクション(ローカルとリモートのポイントインタイム コピーを含む)
3. 一貫した高パフォーマンスと、有効化されたストレージ効率化機能
4. QoS(サービス品質)制御と、マルチテナント環境のセキュアなパーティショニング
5. WANとメトロポリタン エリア ネットワークを介したビジネス継続性のサポート
6. 単一インターフェイスでの管理と、カスタム自動化用のAPIおよびコマンドラインオプション

さらに後半では、ストレージベンダーへ問い合わせるべき項目や、実証テストや性能保証の依頼、延長保証の確認についても触れている。また、総所有コストを算出する際に検討すべき項目についても記載している。

本書では「ベンダーが詳細情報を提供できない場合には、ベンダーが主張する『最大IOPS』を信用すべきではありません」と述べている。オールフラッシュの能力・メリットを最大限に引き出す方法を、2017年第1四半期にオールフラッシュ アレイ市場の日本国内シェア第1位(※)を獲得したネットアップが解説しているので、詳細は本書をダウンロードし、ご確認いただきたい。

(※)出展: IDC Worldwide Quarterly Enterprise Storage System Tracker Q1 2017

[PR]提供:ネットアップ