資金力や人員数など企業規模という点では、大企業にはかなわない中堅・中小企業だが、「スピ一ド」「柔軟性」という点では大企業より優れているといっても過言ではない。大企業の場合、意思決定までに長い時間がかかるが、中堅・中小企業なら組織がコンパクトなため迅速にそれを行えるからだ。そして現在では、その”スピード”がビジネスを成功させるために最も重要な要因といえる。また大企業では難しい、柔軟性の高い経営も中堅・中小企業の優位性といえる。しかし今、こうした中堅・中小企業の強みがなくなりつつあることに多くの経営者は気づいていない。では、その要因とはいったいなんなのか。
中堅・中小企業の成長を阻害するビジネススピードを落とす5つの要因
中堅・中小企業の成長を阻害するビジネススピードを落とす5つの要因。 |
1. リアルタイム性の欠如
企業の規模を問わず経営判断はタイムリ一に行う必要があるが、そのためのデータのリアルタイム性が低いとタイムリ一で適切な経営判断は不可能だ。経営判断の遅れによって機会損失や不良在庫などの経営的損失を生むことも。特に、迅速な意思決定ができる中堅・中小企業に、適切な経営判断を下すための経営データのリアルタイム性が加われば一層の強みになるだろう。
2. 分散する経営データ
多くの中堅・中小企業では、経営データは「会計」「販売管理」「在庫管理」「生産管理」「顧客管理」など、さまざまなITシステムで管理されている。もしそれらのデ一タが連携されておらず、手作業でデータを統合している場合、人的ミスによって間違ったデータが経営陣に報告されることも。また経営データが分散している場合、データ統合・分析に多くの手間と時間がかかり効率的とはいえない。適切な経営判断に信頼性の高い経営データは欠かせないが、分散したITシステム環境では、それらの入手は困難になる。
3. ワークライフバランスの悪化
仕事と生活を調和させ、豊かな生活を行える社会を目指す「ワークライフバランス憲章」が内閣府より提唱されている。これからの企業は従業員が豊かでなくてはならない。しかし現実は、長時間勤務をせざるを得ない従業員も多い。ワークライフバランスの悪化は士気を下げ離職にもつながるため、少数精鋭タイプの中堅・中小企業にとっては大きな問題。モバイル端末を活用したワータスタイル改革が急務といえる。
4. コンプライアンス遵守と業務効率低下
企業価値を高め、正しい経営を行うため、多くの企業はコーポレイトガバナンスを実施している。そのため各種法令を守るためコンプライアンスを遵守するのだが、その作業が煩雑な場合、業務効率は大幅に低下してしまう。個人の判断のみで業務を遂行せず、組織として証左を残しながらも業務のスピードを低下させないことが求められている。業務遂行のプロセスを通じてコンプライアンスが遵守できることが理想だ。
5. ビジネスのグローバル展開によるオペレーション煩雑化
ビジネスをグローバル展開する中堅・中小企業も増加しているが、それに伴い、さまざまな業務を追加・変更しなければならない。業務オペレーションをあまり増やすことなく、本社と海外支社との経営データのやり取りを迅速かつ正確に行うことが、グローバル展開を成功させるためには重要である。
中堅・中小企業のビジネススピードを落とす5つの要因の解決策とは
これらの5つの要因によって、中堅・中小企業の強みである迅速な意思決定や柔軟性は失われつつある。もし一つでも該当する場合、早めに対策を行わなければ、長期に渡り、ビジネスに大きな負の影響を及ぼすことになるだろう。そして、これらすべての要因に対応できるのが、中小企業向け統合業務パッケージ「SAP Business One」だ。
本稿で提供するPDFでは「SAP Business One」の機能や効果、実績、費用などについて、より詳細に解説されている。さらに同ソリューションの導入事例として、ユーグレナ、JUKI、ロード・ジャパン・インク、スターフライヤーのケースも紹介。少しでも会社の現状と重なる部分を感じた方は、ぜひダウンロードしてその内容を確認していただきたい。
導入事例一覧
●ユーグレナ
革新的なベンチャービジネスを支える統合基盤としてSAP Business One Cloudを短期間・低コストで導入
●JUKI
SAP Business Oneでグローバル拠点の基幹システムを統合しシームレスな情報活用を実現
●ロード・ジャパン・インク
本社SAP ERPと短期間・低コスト導入が可能なSAP Business Oneの統合によりグローバルでの業務効率、生産管理強化を実現
●スターフライヤー
SAP Business Oneで予算実績管理の品質向上と決算の短期化を実現
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