全国でショッピングセンターを運営するパルコは、デジタル施策を積極的に導入している。現在、その中核を担っているのがスマートフォン向けアプリ「POCKET PARCO」だ。

同アプリをDLしたユーザーは、PARCOに出展する約3,000のショップから届く最新情報の閲覧・クリップ(お気に入り)や、商品の注文・取り置きが行える。クーポンを利用したり、来館や購買に応じて「コイン」と呼ばれるポイントを獲得したりすることも可能。ユーザーは、貯めたコインを割引クーポンと交換し、ショッピングに活用するといった仕組みだ。

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客単価は189%にアップ!

2014年10月末に福岡PARCO限定で運用を開始したPOCKET PARCOだが、リリース後すぐにアプリ導入の効果が数字にあらわれた。POCKET PARCOでは、アプリへ登録したクレジットカードで決済すると、購入額と同等のコインがユーザーへ付与される。検証開始からわずか2ヶ月後、「アプリにPACROのハウスカードを登録したユーザー」は、「アプリを利用していないハウスカードユーザー」と比較して、約160%の客単価を記録していた。

そこでパルコは、すぐさま全店舗へPOCKET PARCOを展開。運用開始から1年間の結果として、「アプリにPACROのハウスカードを登録したユーザーの客単価」は、「アプリを利用していないハウスカードユーザーの客単価」の189%となった。特に効果が顕著だったのは「購買回数」。アプリを利用していないユーザーの1.7倍の頻度を誇った。単価だけでなく頻度においても、アプリユーザーのエンゲージメントの高さが浮き彫りになった。

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多種多様なデータをさらに活用するために

同社では「POCKET PARCO」内のデータに加え、「ウェブサイトのデータ」、「館内の無料Wi-Fiのデータ」、「店舗の屋上に設置した気温・降雨センサーのデータ」など多岐にわたるソースからデータを取得している。取得するデータは、種類・量ともに増加し続ける予定だ。

こうした中、ユーザー情報をはじめとするデータの蓄積にあたり、「事前に項目を定義する必要があること」が課題だと感じていたパルコ。「これまで蓄積してきた多種多様なデータをより活用できる状態にすること」を目指した同社は、どのようにこの課題を解決したのだろうか。

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本資料では、多種多様にわたるデータをさらに活用するため、パルコが講じた施策を紹介している。「お客様が喜んでくれる今までにない体験を提供したい」と展望を描く同社の取り組みを、ぜひチェックしてみてほしい。

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