近年ではスマートフォンやタブレットといったモバイル端末が普及したことにより、人びとのコミュニケーションのあり方が変わってきている。たとえば電話やメールだけでは、スピードや効率性が求められる現代のコミュニケーションスタイルに追いつくことができなくなりつつある。
この流れはビジネスにおいても同じで、企業は社内用SNSやWEB掲示板など、さまざまなコミュニケーションツールを取り入れて、この流れに対応しようとしてきた。だが、その多くが十分に活用されないままに終わっているのが実態だ。そこで、従来のコミュニケーションツールにおける弱点を克服し、企業における新しいコミュニケーションスタイルを確立するソリューションとして注目されているのが「ビジネスチャット」だ。
ただし、単にビジネスチャットを導入すればいいというわけではない。ツールの選択を間違えると、従来のWEB掲示板や社内SNS同様に活用されずに終わってしまう可能性がある。では、どのような点に注意してビジネスチャットを選べば良いのだろうか。
ビジネスチャットツールを選ぶ5つのポイント
1. クローズとオープンなコミュニケーションの両方に対応できる
2. 迅速かつ気軽なコミュニケーションができる
3. 誰にとっても使いやすい
4. セキュリティ設定が柔軟で安定したサービスである
5. 情報だけでなく感情も共有できる
ポイント1:クローズとオープンなコミュニケーションの両方に対応できる
社内用SNSやWeb掲示板は、迅速に広範囲で情報共有を行なう手段としては効果的だが、すべての状況において、必ずしも日本企業のビジネス環境やコミュニケーションスタイルに適しているとは限らない。上下関係や組織を重視する日本のビジネスパーソンは、このような社内用SNSなどの公の場(オープンなコミュニケーション)で自由闊達な議論を交わすことに慣れておらず、最も重要な要素はメールのような限られた人とやり取りする(クローズなコミュニケーション)環境で意見交換・決定することを好む習慣がある。つまり、ビジネスにおいてはクローズとオープンの両方のコミュニケーション手段が求められるということだ。
ビジネスチャットでは、1対1はもちろん、複数のユーザー間でのチャットも含め、基本的にはクローズなコミュニケーションが中心だ。しかし、そこに加えて、掲示板機能などといったオープンなコミュニケーションの場も提供できることが、日本のビジネスシーンにおいては重要になる。
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本ホワイトペーパーでは、その他4つのポイントについての解説や、実際にこれらのポイントを兼ね備えたビジネスチャットツールとはどのようなものかを紹介している。現代のビジネスに求められるコミュニケーションのあり方やビジネスチャットに興味がある方には、ぜひ一読いただきたい。
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