シスコシステムズ コーポレート事業 セールスビジネスディベロップメントマネージャー 見松 利恵氏 |
6月30日に開催された「大学経営再考セミナー ~志願者増に向けた告知策と教育施策~」。東京大学の小原氏に続き登壇したシスコシステムズ コーポレート事業 セールスビジネスディベロップメントマネージャーの見松 利恵氏は、「既存ICT基盤をフル活用し魅力ある大学へ ~シスコが提唱するデジタルキャンパス~」と題し、同社が提唱する「デジタルキャンパス」の概念と、ベンダーとして同社が関わった国立/私立大学へのICT環境導入事例について紹介した。
冒頭で見松氏は、2016年のアジア大学ランキングにおいて、直近3年連続1位だった東京大学が7位に降下したことを紹介。日本の各大学は、研究能力は持っているものの国際的な魅力にはつながっておらず、大学力強化のためにはグローバル化と情報化が必要だとした。
また、主体性・協働・コミュニケーションという能力を学生が身につけるのをサポートするには、大量の情報をリアルタイムに共有するためのICTが重要になるとし、同社がデジタルキャンパスを提唱していることを紹介。デジタルキャンパスは、ICT基盤を活用し、教育内容とキャンパス環境をトータルで変革して、新しい教育を実現するという考え方だ。見松氏は「日本の各大学はすでに高速ネットワークなどのインフラが整備されている。その既存のインフラに、主体的な学びのためのソリューションを乗せていくことで、デジタルキャンパスが実現する」と語った。
日本の大学教育向上の一因となりうるデジタルキャンパス。具体的にはどのように構築や運用を行うべきなのだろうか。本稿では、見松氏が講演時に用いた解説スライド資料を掲載している。同社がICT環境導入に関わったデジタルキャンパスの事例として、学内全域に無線LANを整備した城西大学や、18の大学間で連携してネットワーク経由で遠隔講義を行っている東京農工大学の取り組みの詳細をまとめており、大学関係者の一助となるだろう。ご参考いただきたい。
(マイナビニュース広告企画)
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