IT分野において調査・コンサルティングを行うESGでは、ストレージ業界のさまざまなトレンドに関するアンケート調査を実施し、調査レポートを発表した。その中でも特筆すべきは、「今後24ヶ月間で大企業や中規模企業においてストレージを最も増加させる要因」に関する調査の結果、「ビジネスインテリジェンスとデータアナリティクスのサポート」(41%)の回答が最多であったことだ。ビジネスインテリジェンスとデータアナリティクスは実質どちらもデータベース上で行われるため、これらの規模とパフォーマンスの管理についての問題は、ストレージを改善しない限り一層深刻化する。そのため、より多く、質の高いデータに対する需要とともに、効果的かつ効率的なストレージへのニーズも高まっている。
ソリッドステート型ストレージの導入によって得られた効果
ストレージの中でも、前述のような課題を簡単に解決してくれるのが、「ソリッドステート型ストレージ」だ。このストレージは従来のディスク型ストレージに比べ、大容量かつデータ処理速度が高速、電力の消費や発熱も少ないのが特長。最近では、より多くの企業がこのソリッドステート型ストレージを採用するメリットを理解し、導入をはじめている。そこで今回、このソリッドステート型ストレージのユーザーに対して、「自社がソリッドステート型ストレージの導入によって得られた効果とは何だったのか」を問うアンケートを実施。これに対する回答のうち、最も多かったのは「アプリケーションパフォーマンスの改善」(57%)、次に「リソースの活用」(51%)、3番目が「運用コストの削減」(45%)、4番目が「総所有コスト(TCO)の改善」(44%)であった。
興味深いのは2番目以降の回答だ。これらの回答は、データセンターのボトルネックを解消し、そこに高性能のソリッドステート型ストレージを導入することで達成できる潜在的効果を浮き彫りにしている。さらに、エコシステムの残りのコンポーネントもより効率的に運用できるようになるだろう。
本ホワイトペーパーでは、この他にもデーターベースの増加と普及に伴う課題についての調査レポートや、データベース環境最適化のアプローチ方法などが提供されている。データベースの運用管理に課題を抱えている企業の担当者には、ぜひ一度ご覧いただきたい。
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