企業の意思決定を支えるBIツール。ここ数年、従来型BIツールに比べて操作性とデータの視覚化を重視した「セルフサービスBIツール」という製品が話題となっている。従来型BIツールとセルフサービスBIツールの最も大きな違いは、データ分析の専門家やIT部門に頼らずに、利用者が自らデータ分析やレポートの作成が行える点である。そこで、IT調査・コンサルティング会社のITRでは、このセルフサービスBIツールの利用状況に関するアンケート調査を実施し、調査レポートを発表した。
ビッグデータを重要視する企業の増加
ビッグデータに対する企業における考えも変わってきている。図1は2013年と2015年に実施したアンケート調査結果を比較したものである。「ビッグデータは最優先事項であり、ビジネス全体に大きな効果を与えると考えている」との回答は2013年は24.5%であったが、2015年には44.7%と半数近くまで増加している。この結果からすでに、ビッグデータは単なる巨大なデータでも、ITの技術的機能でもなく、ビジネスに役立つ情報を得るための経営資源であるととらえている企業が増加したことがわかる。
図1:企業におけるビッグデータの位置づけ |
さらに、「セルフサービスBIツールを導入する際にどのような事項を重視するか」という質問に対して、重要であると回答した割合が最も高かったのは、「大量データに対する処理性能」(85.3%)で、「分析結果の共有機能」と「アクセス管理機能」(81.6%)が同率で2位となった。過去の調査によると、BI製品では「ユーザーインタフェース(操作性)」に関する項目や「接続可能なデータソースの種類」、セルフサービスBIツールでは「グラフやチャートの種類の豊富さ」などが、選定時に重視する項目として上位にあがっており、今回の調査では異なる結果となった。
図2:重視する選定項目 |
本ホワイトペーパーでは、この他にもセルフサービスBIツールの導入形態や利用範囲についての調査レポートが提供されている。データの活用法に課題を抱えている企業の担当者や、BI製品の最新動向を把握する必要がある情報システム部門の方には、ぜひ一度ご覧いただきたい。
セルフサービスBI 2.0 ~普及と共に変化するセルフサービスBIツールの選択条件~
- 第1章 「データの活用を推進するためのキーポイント」とは
- これまで以上に経営資源として重視されるデータ
- データの活用を推進するためのキーポイント2
- セルフサービスBIツールによる環境改善
- 第2章 調査結果に見るセルフサービスBIツールの現状
- 導入形態の変化
- 重視する選定項目の変化
- 利用範囲の拡大
- 第3章 セルフサービスBI 2.0とは
- セルフサービスBI 2.0とは
- 重要となるデータガバナンス
- 必要となるデータガバナンスの機能とは
- セルフサービスBIツール導入事例
- 第4章 提言
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