小規模オフィス、SOHOスタイルのネットワークはシンプルゆえにモノ選びが非常に大切。なぜなら、IT先任者を設けていないケースが多く、その状況下でも本来のビジネスに集中しなければならないからだ。
では、そういった快適な作業環境を得るための通信環境に必要なものは、コストパフォーマンスか、品質か、または速度重視なのか。実際にとある編集プロダクションがネットギアの協力のもと、実証をおこなっていくという壮大な企画が今回スタート。 高性能な製品群によって、何が改善されるのか、ご期待いただきたい!
シンプルな構成だからこそこだわりたい
小規模オフィス、SOHOスタイルでビジネスをしている企業はたくさんある。そして、近年では、インターネットは当然でネットワーク機器を使いこなすことで業務効率化を図るのが当たり前だ。しかし、ネットワークは一度敷設してしまうと、基本的に壊れるまでそのまま使われることが多い。また、ネットワークは常に繋がっていればよいという感覚だけがどこかにあるのだ。一言でいえば無頓着。もちろん、弊社もそのうちのひとつだった。
紹介がおくれたが、筆者はマイナビニュースへの寄稿をメインに執筆・編集活動を行っているライティングプロダクションの代表を務めているが、これまで継ぎ足し継ぎ足しで構築されてきた社内のネットワーク構成を思い出すのに一苦労だったほどだ。
しかし、今回は特に無線ネットワークの速度向上と、LANポートの拡張をメインにネットワーク全体を見直してみようと思い立った。ネットギアの協力を得ることもできたので、デバイスを最新版に一新、さらには付随するサービスの追加も考えてみたいと思う。細かい改善点については都度説明するとして、まずは現状のネットワーク構成を紹介しておこう。
業務スタイルに合わせてデバイスを見直す
ネットワーク構成を説明する前に、簡単に弊社の事業内容を説明すると、記事執筆をメインに、各種編集・企画、誌面レイアウトや画像処理、そしてメインの記事執筆に付随する製品などの撮影などが日常的に行われている。
各自にあてがわれたデスクにあるパソコンを操作することが大半で、取材や撮影が入っていない日は、ほぼ終日机に向かっている形になる。インターネット回線は一般サービスの光回線で、一回線を全員でシェアしているのだが、人数がマックスでも5、6名なので全員が一度にインターネットへアクセスしても影響は少ない。
取材用のノートPCやタブレットPC、スマートフォンなどもあるので、無線LAN環境は必須となる。現在は一世代前の汎用機を使っているが、最新の802.11n/acといった通信方式には対応していないタイプ。この環境もぜひ改善したいと思っている。
有線LANには各自のクライアントPCが接続されるが、レビューや検証などの依頼があれば、デスクサイドにもう1台、あるいは2台とPCが繋がることも多い。なので、基本的な5台の据え置きPCの他、LANポートは余裕があればあるほど良いということになる。実際に現状で使っている6ポートのハブスイッチでは不足することが分かり、慌ててもう6ポート追加したのがつい数年前になる。以来、そのままでさほど苦労することはないので、最大12ポート、欲をいえば16ポートあれば余裕だろう。
このほかに必須のデバイスとしてNASがある。社内で共有するデータも多いことから、早くから導入しているが、不自由はしていないもののいささか時代遅れ感もありこれも改善したいポイントのひとつだ。
このネットワーク構成になったのが8年前ぐらい。機器構成を見て頂ければおわかりの通り、ミニマムにして良くありがちな内容だ。小規模オフィス、SOHOといったコンパクトなビジネス形態の方々なら、よく理解していただけるシンプルな構成なので、苦労も改善したいポイントも伝わりやすいと考えている。
ネットワーク機器
・NAS
・複合機
・クライアントPC×5~9(常時接続5台)
・4ポートルータ(10/100/1000BASE-T)×1
・無線LANアクセスポイント×1
・ハブスイッチ 6ポート(10/100/1000BASE-T)×2
不満点、改善点を洗い出していく
このようなネットワーク構成で日々業務をこなしているが、最近の悩みは前述にもあるがハブスイッチのポート管理をシンプルにしたいというところ。現状ではデスク用にふたつのハブスイッチを使い分けているが、管理は簡単なほうが良いので、これを機にひとつにまとめたいと考えている。
アクセス速度に関しては、これはもう上を見ればキリがないが、これを機にスマートフォンやタブレットPCの進化に合わせて無線LAN環境の品質向上が図れればいうことはない。また、打ち合わせスペースや撮影スペース用のLANポートが無いため、必要に応じてデスク用のハブスイッチから長いケーブルを取り回すこともあるためハブを新設したいというのも狙いになる。
また、NASに関しては現在のものが3年を経過しており、運用にやや不安を感じるので、データごとに最新の機器へ移行させておきたいというのが本音。日常的に使っていると、ついつい当たり前の存在になってしまうが、HDDはいつか必ず壊れるもの。その前提に立って、ある程度の期間で交換するのが望ましいと考える。HDDを交換すれば良いでは無いかと考える方向もあるだろうが、市場価格を見てもNAS本体が買い求めやすくなっているので、事業規模が小さい場合は買い換えたほうが断然楽なのだ。
さらに、監視カメラによるセキュリティ向上が実現できればいうことはなし。ワンフロアの事務所物件なので手薄になりがちだが、実際に筆者の知り合いの会社では盗難や従業員以外の人物が不法入所するなどの事件も起こっているので他人事では無い。仕事柄、発表前の資料やデバイスなどをメーカーから預かることもあるので、念には念を入れた方がよいだろう。
ネットワークの敷設から設置まで、自前でやっているのはもちろんだが、大規模な入れ替えは結構時間の掛かる仕事になる。実際の作業に取りかかる前に、理想となる機器やネットワークの構成を洗い出しておくのが、最短時間で作業を終わらせるコツだ。
検討の結果、無線LANルータ、ハブ、NASは最新機種へ交換することに決定。最終的に無線LAN中継機や監視カメラといったソリューションも導入してみたいと考えている。よくある機器構成だが、小規模オフィス、SOHOスタイルの事業所で、これらを一度に交換することは少ないだろう。これによって環境がどのように変わるのか、筆者も興味津々だ。次回から、簡単な機器から交換していくのでレポートを楽しみにしていてほしい。
新規ネットワーク機器
・NAS←New!
・複合機
・クライアントPC×5~9(常時接続5台)
・4ポートルータ(10/100/1000BASE-T)×1←無線LANルータ×1へ変更!
・無線LANアクセスポイント×1←New!
・ルートハブ 6ポート(10/100/1000BASE-T)×2←New! ※適所へ2台新設
・監視カメラ←New!
・無線LAN中継機←New!
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