■事例先企業情報
企業:Aflac Global Investments
所在地:ニューヨーク州 ニューヨーク
ウェブサイト:https://www.aflac.com/
Aflac Incorporatedの資産管理子会社であるAflac Global Investments(Aflac GI)は、日本と米国の保険を扱う子会社の投資資産を管理しています。

■ご利用のSnowflakeワークロード
・データレイク
・データウェアハウス

課題:新しいコンプライアンス要件を満たしつつ性能を高める

Aflac Global Investmentsは社内のアナリティクス用データリポジトリに代わるものを探していました。モデル実行ごとに3億ものデータポイントを保管する必要があるため、残しておきたいシナリオの結果のすべてを保存しておくことはできない、というのが問題点となっていました。

「これらのモデルで分析を実行すると、1~7時間もかかっていました」と、Aflac GIのグローバル投資IT部門長兼ディレクター、Ravishankar Radhakrishnan氏は明かしました。データ検索の問題を解決する方策がなかったため、Aflac GIでは、最大で10回の実行分までしか、結果をサポートできない状況でした。また、使用するデータをわざわざ選ぶ必要もありました。このような課題が迅速な市場化の足かせとなっていました。Aflac GIでは、経営陣がタイミングよく最適な投資を行えるように、迅速に多量の分析を実行する方法を必要としていました。

解決策:リアルタイムに近い分析と高い同時実行性

SnowflakeのAWS版データクラウドに移行した結果、3億を超えるデータポイントを検索対象としつつ、それまで1~7時間もかかっていた計算が12分間で終わるようになりました。また、Snowflakeでは多数の計算を同時実行できるため、最大8,000のプロセスを容易に同時処理することができます。しかもSnowflakeのクラスタリングテクノロジーには一切問題が発生していません。Aflac GIはSnowflakeに移行して以来、結果を必要な分だけ無制限に保存できるようになりました。さらに社内の各チームは、データドリブンな意思決定を迅速に行い、千変万化の多様な市場シナリオによって次々に生じる要件のすべてに対応できるようになりました。

・複数の同時計算で一度に対応できるプロセス数: 8,000

・データベース用のソフトウェアとインフラストラクチャーでのコスト削減:50%

結果:コスト削減と優れたサポート

Aflac GIでは社内データをSnowflakeのプラットフォームに統合することで、年間のライセンス費用とインフラストラクチャーのメンテナンスを大幅に削減することができました。全体として、データベースソフトウェアとインフラストラクチャーにかかる総コストを50%以上節約しています。Snowflakeへの投資を最大限に活用する方法の1つとして、Aflac GIは、定期的にサポートチャンネルとやり取りしながら、常駐のソリューションアーキテクト(RSA)も配置しています。「Snowflakeのサポートは非常にすばらしく、RSAを通す必要もないほどです。私が担当する日本のチームは、Snowflakeが現地日本の営業時間に日本語でサポートしてくれることに、感銘を受けています」とRadhakrishnan氏は述べています。「AflacはSnowflake RSAをグローバル投資グループなど3つのグループで共有しています。RSAの専門技術はすばらしく、そのおかげでSnowflakeを最大限に有効活用するための現場の能力も格段に高まりました。」

すべてのグローバル投資データをカバーするデータレイク

Aflac GI はデータVault モデリングアプローチを採用し、社内の全投資データを保存する目的でSnowflake データレイクを導入しました。このデータレイクには当初から、すべてのシステムとプラットフォームからの市場データおよび運用データが含まれています。「自在なスケーラビリティと高い性能を確保するため、すべてのデータをSnowflakeにシームレスに統合することで、業務を支えるソリューション構築のスピードがあがり、最終的には投資に関する当社経営陣のデータドリブンな意思決定が実現します」とRadhakrishnan 氏は説明しました。

Snowflakeのデータクラウドではデータに簡単かつシームレスにアクセスできます。データが増えても問題なく対応できるため、保存データを増やし、当社のビジネスに携わるさまざまなチームに大きな競争力を与えたいと考えています」(Aflac Global Investments グローバル投資部門長兼ディレクター RAVISHANKAR RADHAKRISHNAN氏)

将来:Snowflakeの安全なデータシェアリングをゴールデンスタンダードに

Aflac GIは自社のアプリケーションをすべて移行し、Snowflakeデータレイクを使用しています。Radhakrishnan氏によると、「Snowflakeでは使用事例ごとにスケーリングできるため、多様なビジネスニーズに対応しやすくなった」とのことです。Aflac GIは社外パートナーとのデータ送受にSnowflakeの安全なデータシェアリングを採用する予定です。

「Snowflakeを利用すると、業務負担の大きなデータの移動を排除できます。実に魅力的な提案だと思います」とRadhakrishnan氏は語っています。

■このストーリーのハイライト
・Snowflakeデータクラウドで未来を保証
Aflac GIは現在および将来の要件を満たすためにSnowflakeのプラットフォームを利用しています。
・投資管理に最適なリアルタイムに近い分析
Aflac GIでは、Snowflakeを活用して投資オプションの分析速度を高めています。また優れた同時実行性も実現されるため、効果的なポートフォリオ管理のための迅速な意思決定のサポートも可能となります。
・シングル・ソース・オブ・トゥルース(信頼できる唯一の情報源)としてのSnowflakeデータレイク
Aflac GIのSnowflakeデータレイクには、当初から、すべてのシステムやプラットフォームからの市場データおよび運用データが含まれています。

■コメント
Aflacのグローバル投資チームに、複数のモデルを実行する能力を与え、しかも何時間もの待ち時間を排除することができました。Snowflakeが当社の技術的ボトルネックを取り払ってくれました。(Aflac Global Investments グローバル投資部門長兼ディレクター RAVISHANKAR RADHAKRISHNAN氏)

Snowflakeについて
Snowflakeは、Snowflakeのデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにします。お客様には、データクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを発見してセキュアに共有し、多様な分析ワークロードを実行していただけます。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千ものお客様(2021年7月31日時点で、2021年Fortune 500社のうちの212社を含む)が、Snowflakeデータクラウドを自社のビジネスの向上のために活用しています。詳しくはsnowflake.comをご覧ください。

※本記事はSnowflakeから提供を受けております。

[PR]提供:Snowflake