いまや企業にとって「情報」は最重要資産の1つであり、情報システム担当者に対しては、この情報を守る使命が課せられるようになっている。とはいえ、次々と新しいサイバー攻撃手法が登場するなど、情報セキュリティの世界は覚えなければならない知識が多すぎる。とりわけ中堅・中小企業の情報システム担当者にとっては、一人で行う業務が多岐にわたるなか、とてもセキュリティの勉強にまで時間も手間も割けられないというのが本音だろう。そこで本連載では、“必要最小限”をモットーに、情報システム担当者としてこれだけは知っておかねば“ダメ、ゼッタイ”なセキュリティ用語をテーマ別にコンパクトに解説する。第6回はモバイルデバイスセキュリティについてだ。

スマートフォンやタブレット端末といったモバイルデバイスの業務利用が一気に進むなか、情報漏えい対策の必要性もまた急拡大した。そこで、企業や教育機関などで普及したのがモバイルデバイスセキュリティだ。

MDM

MDMは「Mobile Device Management」の略で、モバイルデバイスを社外で盗難、紛失した際などに、管理者がリモートからデバイス内のデータを消去したり、デバイス使用を停止したりすることができる。これにより、情報漏えいのリスクを大幅に低減する。またMDMには、社員に配布するモバイルデバイスのキッティング作業を一括で行えるメリットもある。

MAM

MAMは「Mobile Application Management」の略で、プライベートなアプリケーションとビジネス用アプリケーションとの切り分けを可能にする。代表的なのが「ラッピング」機能であり、両者の間でのコピー&ペーストやコンテンツ移動を禁止する。モバイルデバイスの紛失や盗難の際にはビジネス用アプリケーションのみを消去することも可能だ。

MCM

MCMは「Mobile Contents Management」の略で、メールデータや、Excel、Wordなど、ビジネス用コンテンツのみを対象にした詳細な管理を可能とする。モバイルデバイス側でのコンテンツの保持期間の設定をはじめ、データの暗号化やコンテンツ利用回数の制限など、ビジネス用コンテンツに対する様々なコントロールが行えるようになっている。

監修:ソフォス

ソフォスは1995年の創立以来30年以上ITセキュリティ製品を取り扱うベンダーとして、150ヶ国10万社以上の法人企業と 1億人以上のユーザーに利用されている。さらに同社は、脅威データの収集、相関分析、解析を行い、ユーザーに最善な保護を提供し続ける「SophosLabs」を有し、24時間 / 365日新種の脅威に対処し監視・解析を行っている。
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