「サテライトオフィス・標的型攻撃メール対策訓練機能 for Mudfix」を利用する企業は、民間企業から教育機関まで多岐にわたる。ユーザーのITリテラシーに関係なく誰でも簡単に利用できる訓練サービスだからだ。そこで本稿では、同サービスのよりよい活用法を紹介していこう。
タグ機能の活用で従業員の理解度に合わせた訓練を実施
まずおすすめしたいのが、タグ機能だ。特にユーザーの理解度別と、扱う情報の重要度別でタグ付けすることをおすすめしたい。理解度別では、過去の訓練結果に基づき理解度の高い人と低い人を分ける、新入社員と中堅社員を分ける、若手の中でも1年目から3年目までと年次別で分ける、といったように区分する。ユーザーのレベルに合わせた訓練ができるため、無駄のない効果的な訓練へと繋げられる。扱う情報の重要度別では、管理部門、技術部門、営業部門と部署ごとに分けるといいだろう。重要度の高い管理部門には訓練頻度を多めにしたり、部署ごとに業務メールと似た内容を模倣したりすることで実践的な訓練が行える。
年4回の標準訓練と最大月1回の追加訓練が効果大
繰り返しの訓練も重要だ。他の訓練サービスとは違い、「サテライトオフィス・標的型攻撃メール対策訓練機能 for Mudfix」はユーザー課金の料金形態のため、訓練回数に制限を設けていない。この特徴を活かしてぜひ繰り返し利用して欲しい。
かといって訓練が多すぎるのは逆効果だ。頻繁に訓練メールが来れば社員は警告メッセージが表示されても慣れてしまうし管理者の運用負荷も大きくなる。業務に支障がない範囲内で忘れた頃や日常業務に追われて危機感が低くなりかけた頃合いに実施したいところだ。
具体的には、3ヶ月に1度、年4回の全体訓練の実施を推奨している。ひっかかった人には、前回の訓練から1ヶ月期間を開けて再実施するのがいいだろう。十分対応できている人は年4回で済み、ひっかかりやすい人は最大で毎月訓練を体験することになる。
さらに、実施タイミングは前述したタグ機能や、前回の記事で紹介したランダム送信機能を活用して、ほどよくずらすといいだろう。繁忙期を避けたり、メールが多く慣れで業務をこなしてしまいがちな忙しいタイミングをあえて狙ったりもできる。
重要なのは、完璧な訓練結果でなく注意力の高い集団を目指す
訓練をする上で頭に入れるべきなのは、社員全員が訓練に成功するような完璧な結果は出ないということだ。訓練を繰り返すうちにひっかかりにくくなった人や、いつもはひっかからない人が不意にひっかかってしまうことはどうしてもある。メールのタイトルや本文によって結果が変わる人もいるはずだ。タイミングや訓練の内容次第で、誰でもひっかかる可能性があるということを前提に、タイミングやメールの内容に変化をつけながら定期的に訓練を行うのが重要だ。
目指すべきは、誰もひっかからない完璧な訓練結果ではなく、失敗を体験することで万一の際の被害を受けないための注意力を持った集団になることである。
訓練後の教育コンテンツも準備中
もちろん誰でもひっかかることはあるからと安心してはいけない。再訓練だけでなくeラーニングの活用などのフォローも必要だろう。しかし、たとえば1時間のeラーニングを見なければいけない、となれば社員の負担は大きい。
そうした需要に合わせ、フォロー用の教育コンテンツを、「サテライトオフィス・標的型攻撃メール対策訓練機能 for Mudfix」の関連サービスとして近く提供開始予定だ。ユーザーのレベルに合わせて5~10分程度で読める資料になっており、手軽さがありながらもどれだけきちんと読まれたのか管理者側で把握できるようなものを予定している。
また「サテライトオフィス・標的型攻撃メール対策訓練機能 for Mudfix」は、最新の攻撃手法を常時メールテンプレートに反映させることで、リアリティのある訓練の実現を目指している。さらに、大規模な組織や複数ドメインを保有する企業など、単一管理者では運用しづらい状況に合わせた管理者機能の追加も用意するなど、ユーザー企業からの声を汲み取った機能強化も積極的に行っている。
より使いやすく、効果的で、管理者とユーザーの双方にとって負担が少なく効率的な訓練を目指して進化し続けている「サテライトオフィス・標的型攻撃メール対策訓練機能 for Mudfix」。即座に始められる手頃さも魅力のこのサービスを、多くの組織でぜひご利用いただきたい。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspace(旧称:G Suite)の導入やアドオンの提供で、これまでの実績は6万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。
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