いつものブラウザにAI用サイドパネルを追加
ChatGPTをはじめとする生成AIは業務効率化に非常に有効だ。しかし、使い始めることにハードルの高さを感じている方も多いのではないだろうか。利用率を上げるためにも、より使いやすい仕組みが必要だ。
サテライトオフィスが提供する生成AIを製品化した「サテライトAI」シリーズのなかには、キーボードが使えない環境でも声で質問し音声で回答をもらえる「サテライトAI・AIボイス」のように使いやすさや活用シーンを重視したサービスも用意している。それだけでなく、デスクワーカーにとっても生成AIを手軽かつ日常的に利用してもらうためのサービスもラインナップされている。それが「サテライトAI・サイドパネルAI」だ。
メールの要約・提案・修正をAIが手早くサポート
「サテライトAI・AIサイドパネル」はChrome拡張機能として導入することで、ブラウザの右側に表示されたサイドパネルから簡単に生成AIを利用できるサービスだ。ブラウザのメイン画面側で表示している内容を理解し、さまざまな助けをしてくれる。
なかでも、日々の業務の助けとなる使い方がGmailと組み合わせる方法だ。「サテライトAI・AIサイドパネル」にはGmail専用メニューが用意されているため、特に活用しやすい。
たとえば長いメール、または長くなってしまったスレッドに対して「メール本文を要約」「メールスレッド全体を要約」を使うことで、手早く内容を把握できる。メニューを選択するだけで表示しているメール本文を取り込み、1ボタンで即座に要約してくれるのだ。
さらに、内容を指示してメールを書かせることや、対象メールを読み込んで一般的な返信を書かせることも可能だ。逆に基本的な文章を自分で書きたい場合は、作成したメール文章の修正や問題点の指摘をしてもらうこともできる。本人の得意に合わせてざっくりしたものを作って修正してもらう、作らせたものの細かい部分を修正する、のどちらかを選べるわけだ。
予定調整もAI任せで快適に
Gmailで予定を打診されて返信する場合に使えるのが「ミーティングの時間調整」だ。Googleカレンダーの既存予定と照らし合わせて都合のいい日時を提案してくれる。さらに相手が数件の候補日時を出している場合は、双方の予定を合わせて考えた提案もしてくれるから便利だ。
提案された日時候補を確認したら、それをベースに返信用本文を書かせられる。さらにチェック1つでその予定をカレンダーに書き込んでもらうことも可能だ。予定の調整から連絡、記録までを生成AIまかせでサクサクと進められれば、かなりの時間削減になるだろう。
Google Workspaceの各種ツールとの連携活用もお勧め
Gmail以外にもGoogle Workspaceの各種ツールとは連携が密だ。Googleドライブでファイルを選択して内容の要約や、関連する質問をAIにすることもできる。
またGoogleドキュメントでは文書作成のサポート、要約、問題点の発見、文書のチューニングといったブラッシュアップの助けをしてくれる機能も実装予定である。同じくGoogleスライドで利用して、スライド作成作業の負担を軽減するのもお勧めだ。
さらにGoogleスプレッドシートではフォーマット作成支援や関数などの利用方法を教えてくれるヘルプ機能の他に、シートデータの分析にも対応可能になる予定だ。この機能により、数値データをそのまま見ることも、グラフ化したものを見せて内容を分析させることも可能となる。画像化されたグラフでも利用できるため、資料のグラフから傾向と対策を考えるというような使い方も叶うだろう。
Google Workspace導入済の環境ならば、とりあえず導入して気軽に使ってみてもらうという形で社内への生成AI活用を広げるのにも役立つ。
Microsoft 365などブラウザ上で表示できるもの全てに利用可能
Microsoft 365などGoogle Workspace以外を利用している環境でも、もちろん利用可能になる予定だ。サテライトオフィスではMicrosoft 365、LINE WORKS、Slackを利用している企業向けにもGoogle Workspace向けと同様の機能を提供する準備を進めている。さらに汎用APIを用意しており、自社システムと連携させた活用もサポートできるようになるだろう。
また、各種ツールと組み合わせての利用だけでなく、手軽にブラウザ上からの利用も可能だ。表示しているサイト上の画像や文章を選択して生成AIへの質問ができる。特に画像を利用しての質問は、自分でプロンプトを用意する必要がなく手軽だ。キャプチャのように画面上にあるもの全てを直接選択範囲で囲む形で指定し、内容の要約や分析を指示できる。
ページ全体に対する質問ならば、対象ページを表示した状態で「ウェブページで質問」を選択すればいい。他のドキュメントにURLがあるならば、それをコピーしてペーストしても利用可能だ。ページ全体の要約や分析、内容を参照した質問などができる。
現在はGoogle Workspaceをはじめとしてブラウザ上から利用できるサービスは多い。自社システムやさまざまなクラウド系サービスでも見えているもの、選択できるものは生成AIで分析可能なわけだ。ブラウザで表示されていさえすれば、その内容に対して質問ができてしまう「サテライトAI・サイドパネルAI」はデスクワークの現場での業務効率化に大きく寄与するだろう。
さらにサテライトオフィスでは、連携して欲しいサービスや利用方法などの要望に積極的に対応している。ユーザー企業とともにサービスを成長させるサテライトオフィスなら、生成AIのビジネス活用に取り組みたい企業の大きな支えになるはずだ。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspace(旧称:G Suite)の導入やアドオンの提供で、これまで実績6万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。
サテライトオフィス
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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界トップクラスの導入実績を持つGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、LINE WORKS、ChatGPT など、AI関連ならびにクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。
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