生成AIでアイデア出しやSWOT分析を簡単に
ChatGPTをはじめとするテキスト系の生成AIは、アイデア出しや分析も得意だ。これは提案書や企画書の制作負担を軽減するため、営業部門などでよく利用される使い方だが、経営企画部門でも有効的に活用できるのでぜひ試していただきたい。
生成AIを利用する際は現状と目標、どんな視点から回答を得たいかといった設定を最初に渡すことが重要だ。漠然とした設定ではあいまいな内容や、一般論の範囲でしか回答が得られない。そもそも生成AIは利用時に入力した内容やAIとのやりとりが学習に使われ、精度が向上していく仕組みとなっている。しかしビジネスの利用では、たとえばうっかり機密情報を入力してしまい、学習されると大きな問題になる。
そこで入力内容の学習を禁止し、ビジネスで使いやすくしているのが「サテライトAI」シリーズだ。さらに、個人情報など特に取扱いに注意すべき内容については入力しても送信時にマスクされ、回答時に複合化して表示するという手順を踏むので、より安心・安全に利用できる。
サテライトオフィスでは、より使いやすいように機能を切り分けてAIソリューションを提供しているが、基本となるのはChatGPTをはじめとする各種生成AIをセキュリティ強化した「サテライトAI・AIボード」だ。
新規ビジネスを考案する時間も短縮できる
アイデア出しというのは、1人で考えていると時間ばかりがかかるうえに新鮮なアイデアはなかなか出ないものだ。しかし叩き台になるものがあると違う。もっとこうして欲しい、それはありきたりだから切り口を変えたいといった具合に考えが進みやすくなる。AIにまかせた結果、独創性のあるアイデアが出てこなくとも、そうした叩き台として使えることに価値がある。
それでも、希望に近いアイデアが出るようにはしたいところだ。ポイントは、AIに制約や条件、目的といったものを明確に伝えるとともに、どんな立場からの回答が欲しいかを設定することだ。
「あなたは○○サービスの担当者です」「あなたは○○の専門家です」といった具合に立場を設定したうえで対象とするユーザー層なども伝えるといい。逆に「あなたは○○を長年利用しているユーザーです」のような設定で新しく登場して欲しい機能や、アイデアに対する感想を聞いてみてもいいかもしれない。
こうした条件づけをしたプロンプト作成にはコツが必要だ。上手くいったときの入力内容や上手に使いこなしている人の入力例を保存しておき、部門内で共有する機能も「サテライトAI・AIボード」にはあるため、試行錯誤の時間もカットできる。
競合他社の情報収集や分析もAI活用で効率化
経営方針を定めるために競合他社の情報収集や市場調査、またそれらの分析を行うことも経営企画部門の重要な仕事だ。現在はWeb上に多くの情報が公開されているため、まずその収集をAIにまかせてみよう。「サテライトAI・AIボード」にはWebブラウジング機能があるため、最新情報を検索・収集することができる。競合他社や市場に関連するデータを集めるのも簡単だ。
SWOT分析なども「サテライトAI・AIボード」で行える。ChatGPTなどのメジャーな生成AIをセキュアに利用できるようにしているだけで機能面、UI面では共通しているため、Web上にたくさん存在するプロンプト例をそのまま利用できるのも魅力だ。具体的にこんな分析がしたい、この事例のように活用したいと考えたときにも参考にしやすい。
自社の詳細なデータを利用した分析ならば「サテライトAI・データ分析AI」が便利だ。POSデータや会計データなどの数値データだけでなく、アンケートやECサイトへのコメントなどテキストデータも扱える。大量のデータをExcelやGoogleスプレッドシート、CSVデータ、Google Cloud、Azure、AWSなどに蓄積したデータベースデータも利用可能なため、多彩なデータを活用したさまざまな分析が行えるだろう。
会議中の要約や指摘もAIにおまかせ
このほかに、本連載でたびたび紹介している「サテライトAI・議事録作成AI」もまた役立つ。社内外と多くの会議があっても、自動で文字起こしや議事録作成をしてくれるから会議後の手間がかからない。会議の内容をごく短文まで要約し、議事録を添付するチャットやメールの本文に入力するのも「サテライトAI・議事録作成AI」なら簡単にできる。
また、会議中に要約機能を利用するのもおすすめだ。会議進行中、途中段階での要約は一定間隔で行われるが、都度ユーザーが指示して実行することもできる。途中段階での要約は、現状のまとめだ。何が現在の話題なのか、どこでつまずいているのかなどを把握しやすくなる。
報告会ではなくアイデア出しを行うタイプの会議では行き詰まったり、話がそれてしまったりすることも多くあるだろう。そういうときは場の雰囲気を変えるために、一時的なまとめとしてAI要約を利用するとよい。AIがまとめたところによれば、という前提での会話になることで進行しやすくなりそうだ。
アイデアの出し直しも、同僚や上司に依頼するのは遠慮してしまったり、いざお願いしてみても空気が悪くなったりと問題が出る可能性がある。しかしAIであれば、何度でも気軽に新しいアイデア出しを頼むことができる。多少的外れだと感じてもAIだから仕方がないと言えるし、的を射た指摘ならばさすがAIだと笑い合うきっかけにもなる。アイデアを出す、ブラッシュアップするという場では雰囲気のよさや気分の切り替えも重要になるため、成果物に役立つというのとは別の切り口でのAIの有用性として、ぜひ上手に利用してみて欲しい。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspace(旧称:G Suite)の導入やアドオンの提供で、これまで実績6万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。
サテライトオフィス
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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界トップクラスの導入実績を持つGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、LINE WORKS、ChatGPT など、AI関連ならびにクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。
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