背景

ある日突然「IT資産管理をしなさい」と情報システム担当者に任命された新米情シス担当のJさん。何から手をつければいいのかわからず頭を抱えるJさんが、IT資産管理のエキスパートであるクオリティソフトのQ坊にIT資産管理の基礎を教わりながら立派な情報システム担当を目指します。

登場人物紹介

Q坊
クオリティソフト社のマスコットキャラクター。
顔に似合わずIT資産管理に精通しているらしい。
Jさん
ある日突然情報システム担当者に任命された新米情シス担当。
IT資産管理業務は初めてで、右も左もわからず頭を抱えている。

1. VDIとは?

Jさん
Q坊さん、ちょっと教えて頂きたいことがあるんですけど、最近よく耳にする『VDI』って一体どんなものなんですか?

Q坊
お、Jさんの口からVDIだなんて、ちょっとは情シスらしくなってきましたね。じゃあ今日はVDIについて解説しましょうか。

Jさん
お褒め頂き光栄です。宜しくお願いします!

Q坊
はい。ではまず、VDIというのは『デスクトップ仮想化』のことを言いますが、大体どんな仕組みなのかは知ってますか?

Jさん
はい、何となくは。
各クライアント端末のデータをサーバに集約して、クライアント側からはネットワーク経由でデスクトップ画面のデータを呼び出すってやつですよね?

Q坊
正解です。
つまり、クライアント端末にはデータを置かずに、サーバー上でデータの操作を行うことになります。

Jさん
なるほど。ちなみに、クライアント側の端末はOSやデバイスなど自由に選択できるんでしたよね?

Q坊
その通り。では、そんなVDIのメリットってどんなところだと思います?


2. VDIを利用するメリット

Jさん
うーん、外出先や自宅でも、ネットワークにつながっていればどんな端末でも同じ環境で仕事ができるところですかね?

Q坊
まさしく!
ワークスタイルに合わせられるので、生産性の向上にもなりますし、私物端末を業務利用することもできますよ。

Jさん
環境を選ばないというのは社員から見てもありがたいですよね。
他にはどんなメリットがあるんですか?

Q坊
アプリケーションやデータはサーバーで一元管理できますから、セキュリティ面でも安心です。
セキュリティソフトの定義ファイルやパッチ更新なども一括で適用できますし、万が一、端末の盗難・紛失があった場合もクライアントにデータがないので安心です。

Jさん
なるほど。
ハードウェア関連の心配も減るので、情シス側から見たらかなりの工数削減ですね!PC購入のコスト削減にもなりますし!

Q坊
確かにそうなんですけど、ちょっと甘いですねー。
今言ったのは『適切な管理ができている場合』の話です!適切な管理ができないと、逆に管理負担が大きくなってしまいます!


3. VDI運用の課題

Jさん
メリットだけ聞くとすごく便利に感じられますけど…。
どんな課題があるんですか?

Q坊
はい。第一にVDIを導入したからと言って物理環境がなくなる訳ではないですよね。ですので、元々の物理環境の管理に加え、仮想環境の管理も必要となるのです。物理・仮想を一元管理できなければ管理工数は膨れ上がります!

Jさん
二重で管理なんて、考えただけでも恐ろしい…。
しかも、物理環境の管理は今までやってきたので何となく分かるのですが、仮想環境の運用はいまいちイメージできないですね…。

Q坊
そうですねー。まず、クライアントの環境をサーバーに集約して、サーバー側が処理するということは、サーバーのCPUやメモリ、ハードディスク容量といったリソースを全員で共有するような形になりますよね。

Jさん
リソースが全員に割り当てられるようなイメージですね。

Q坊
その通り。じゃあ、例えばVDIを利用しているユーザーから『重い!』という問い合わせがあったとします。
サーバーのリソースを追加すれば解決はするんですが、それでは結局コストがかかってしまって、VDIのメリットの一つであるコスト削減に結びつかない。

Jさん
確かに『重い』と言われる度にリソースを追加してたら、相当なコストになりますよね。

Q坊
そうなんです。そもそも、『重い』といった問い合わせが来ても、本当に重いのか、何が原因で重いのかが分からなければ、解決のしようがないのです。

Jさん
原因を調べるところから始めなくてはいけないわけですね。


4. 適切なVDI運用を!

Q坊
はい。リソースの使用状況を把握することがVDI運用の鍵となるのです。
端末の使い方は人それぞれなので、リソースをあまり使わない人の分を多く使う人に割り当てるなどして、最適化していけば良いわけですから。

Jさん
なるほど。それぞれの利用に合わせたリソースの割り当てをすれば無駄がなくなるんですね。

Q坊
そうですね。管理ツールを利用するなどして、リソースの使用状況を可視化すると最適な割り当てができますよ。
適切な運用でVDIを有効活用して下さいね!


4. ダウンロード

Q坊
VDI運用についてまとめたホワイトペーパーをご用意しました。
また、物理環境・仮想環境を一元管理できる資産管理ツール「ISM CloudOne for VDI」を無料でお試しいただける評価版もご用意しました。
是非ご活用下さい!


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