一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事 吉政忠志氏

著者:吉政忠志
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事

先日、新聞に「DX人材採用の過半数が非IT企業へ」というタイトルの記事が出ていました。今、市場ではDX化の話が賑わっており、多くの企業がDXを推進しようとしています。ちなみに最近、DXという言葉がデジタル化と同じような意味合いで使われていてかなり違和感があります。

DXはデジタルトランスフォーメーションのことなので、デジタル化された基盤を活用した事業改革・事業転換でなければならないのですが、最近では単純にデジタル化の話をしているような気がしてなりません。それはさておき、DXによる改革を目指すのはなかなか厳しいので、その手前のデジタル化や、デジタルを事業効率の向上と戦略に生かす方向で進めている企業が多いです。それはそれで素晴らしいことです。

結局、DX人材採用の多くはデジタル化やデジタルを活かした事業効率化と分析による戦略の効率化の話であり、従来のIT技術者としての技術力に加え、Pythonなどを活用した分析系までできるとかなり就職で有利なうえ、給与にも跳ね返っているようです。詳しくは「DX人材争奪, 非IT企業」で検索すると調査データも出てきますので、ぜひ見てみてください。

長い目で見ると、もともとコンピューターが電算機と言われていた時代では、処理(計算)をすることが一番の目的でした。今では、多くの企業においてほとんどの業務がデジタル化することで効率的になり、デジタル化したデータを活かすためにはデータを集計・分析して戦略に反映する基盤が必要になってきています。つまり、非IT企業のIT人材もシステムの開発と保守がメインの仕事ではなくなってきており、今後はデジタル基盤の開発と運用が中心になってくるはずです。

そして現在、データ分析の市場においてかなりのシェアを占めるPythonの需要は、今後ますます高まっていくのではないかと思っています。その現れとして、Python 3 エンジニア認定データ分析試験は初年度で受験者が3千名を超え、2年目は150%前後の成長が予測されています。これはPythonが学びやすく、データ分析に便利なライブラリーが豊富だからだと思っています。

ちなみにPython 3 エンジニア認定データ分析試験では受験者の半分が非ITエンジニアの方です。教科書をしっかり理解すれば、合格できるはずです。ITエンジニアの方もそうでない方もDX化を推進するメンバーの方にとってみれば、学んでおいて損はない分野です。興味がある方は、以下をご覧のうえ、学習のチェックにご利用ください。

Python 3 エンジニア認定データ分析試験について
https://www.pythonic-exam.com/otoiawase

[PR]提供:Pythonエンジニア育成推進協会