情報システム担当者には、全社の情報セキュリティ対策をリードする役割が求められている。とはいえ、中堅・中小企業の場合、一人もしくは兼任担当者しか存在しない、いわゆる「一人情シス」も珍しくない。そこで本連載では、日々奮闘する皆さんに向けて、なるべく小さな負荷で、最新かつ十分なセキュリティ対策を実現するために必要な知識とノウハウをお伝えする。

今や日常生活はもちろんのこと、仕事上でもスマートフォンやタブレット端末は欠かせない存在となっている。街中のカフェや電車での移動中、そして自宅でもちょっとした仕事をその場で片付けられる事から、もはや手放せない存在となっている人も多いだろう。しかし、こうしたモバイル環境で仕事をする際には、危険も多く潜んでいることを忘れてはならない。特に注意したいのが、デバイスの紛失や盗難による情報漏えいのリスクだ。

企業が情報漏えいを起こしてしまうとどのような状況に陥るかは、ここ数年相次ぐ大規模な情報漏えい事件からおわかりいただけるだろう。そして、モバイルで仕事をするとなれば、社内のセキュリティ対策だけでなく、社外の対策も必ず行わなければ情報漏えいを防ぐことは困難なのだ。

例えば、もし社員が電車内にスマートフォンを置き忘れてしまったとしたら、そこに記録されている請求書や取引先とのメールなどといった、会社の機密情報が第三者に漏えいしてしまうリスクが一気に高まってしまう。とはいえ、せっかく仕事が効率化できるのに、今さら社員に対して“スマートフォンで仕事は禁止”などとは言えないのが情シスの辛いところだ。そこで次回は、社員が安全かつ容易にスマホで仕事を行うようにできる、MDMというソリューションを紹介したい。

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