情報システム担当者には、全社の情報セキュリティ対策をリードする役割が求められている。とはいえ、中堅・中小企業の場合、一人もしくは兼任担当者しか存在しない、いわゆる「一人情シス」も珍しくない。そこで本連載では、日々奮闘する皆さんに向けて、なるべく小さな負荷で、最新かつ十分なセキュリティ対策を実現するために必要な知識とノウハウをお伝えする。

これまで9回に渡り、1人情シスが取り組むべき様々なセキュリティ・リスクと、そうしたリスクを最低限のコストと手間で軽減できるソリューションについて紹介してきた。サイバー攻撃がますます高度化・複雑化しているにもかかわらず、デバイスやネットワークの多様化により、守るべき対象もまた拡大し続けているというのが、現在の企業が置かれているセキュリティの現実だ。

このような状況にあって、情報漏えいやシステムダウンによる、業務中断や信用失墜といったリスクから、企業を守らなければいけない一人情シスは、まさに試練の時を迎えていると言っていいだろう。

とは言えこれまでの連載を通じて、必要以上に不安を覚えなくても大丈夫だということは、十分おわかりいただけたのではないだろうか。一人情シス向けのセキュリティソリューションをうまく活用することができれば、乏しいノウハウや人的リソースも補完することが可能だからだ。

もちろん、身の丈に合わなかったり、機能が不十分だったりすれば、それは無駄に電気とコストを消費するだけの「モノ」でしかないだろう。しかし、自社のセキュリティ課題にしっかりと向き合い、最適なソリューションを選ぶことができたならば、もう1人の頼もしいセキュリティスタッフを手に入れたようなもの。そう、あなたはもう“一人情シス”ではなくなるのだ。

ソフォス

なお、今回の連載に協力いただいたソフォスより、2016年のサイバーセキュリティについての予測が発表されているので、こちらも参考にしてみてほしい。

ソフォスが予想する2016年のサイバーセキュリティとは?
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(マイナビニュース広告企画:提供 ソフォス)

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