3回にわたってVisioの基本的な使い方を紹介しましたが、今回は、テンプレートのダウンロードとVisio Viewer、デスクトップアプリ版Visioの保存機能を紹介します。

■Visioのテンプレートや図をダウンロードする

マイクロソフトのサポートサイトより、Visioのテンプレートや図のファイルをダウンロードして利用できます。
インターネットで「おすすめVisioのテンプレート図」を検索してください。 または、以下のURLにアクセスしてください。

おすすめVisioのテンプレートと図>>詳しくはこちらから

おすすめVisioのテンプレートと図

様々なテンプレートや図をダウンロードして利用できます。
自分が作成したい図形となるべく似た図形を探してダウンロードし、その図形を修正しながら活用すると便利です。

ここで紹介したのはマイクロソフトのサイトですが、他にも、Visioの図形ファイルをダウンロードできるライブラリサイトは多数ありますので、インターネットで検索して活用するといいでしょう。
ただし、サイトによって利用目的に制限があったり、画像ダウンロードが有料であったりする場合がありますので、利用するサイトにおける使用条件をよく確認してください。

■Visio Viewer

Microsoft 365でVisioが標準装備となったとはいえ、ExcelやWord、PowerPointと比べるとVisioは普及率はまだ低いです。ExcelブックやWord文書のファイルであれば、取引先などに直接ファイルを送付してもまず問題はありません。しかしVisioの場合は、取引先にVisio図形ファイルを送付したら、取引先がVisioを持っていないためにファイルを開けないと言うことも少なくありません。
このようなときに役立つのがVisio Viewerです。

Visio Viewerは、マイクロソフトのサイトからダウンロードして無料で利用できるソフトウェアで、Visioの図形ファイルを表示、印刷できます。

以下のサイトからダウンロードできます。

MicrosoftダウンロードセンターのVisio Viewer>>詳しくはこちらから

MicrosoftダウンロードセンターのVisio Viewer

Visioを所有していないユーザーには、このVisio Viewerを紹介するといいでしょう。
なお、iOS版Visio Viewerは、App Storeでダウンロードできます。

■デスクトップアプリ版Visioの保存機能

当連載の第85回でも紹介しましたが、Web版Visioはデスクトップアプリ版Visioのサブセットです。つまり、主要な機能だけを抜き出した製品と言えます。デスクトップアプリ版Visioのより多彩な機能の一つを紹介します。
Web版Visioでは、作成した図形はVisio図形ファイルか、PDFファイル、ビットマップ画像ファイル(PNGかJPEGのみ)でしか保存できません。

(1)Web版Visioで「ファイル」をクリック

(2)「名前を付けて保存」をクリック
(3)Visio図形ファイルとしてダウンロード
(4)PDFファイルに変換してダウンロード
(5)PNG形式化JPEG形式の画像ファイルとしてダウンロード

一方、デスクトップアプリ版Visioでは、AutoCAD形式やメタファイルなど、多彩な形式で画像ファイルを保存できます。

(6)デスクトップ版Visioの「名前を付けて保存」ウインドウ
(7)多彩な保存形式が選択可

次回はVisio紹介の最後として、デスクトップアプリ版Visioならではのとても便利な機能を紹介します。

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