■Microsoft 365で安否確認
Microsoft 365には、標準機能以外にアドオンとして、アプリをインストールしてさまざまな機能を追加できます。今回も連載第70回目に引き続き、ネクストセットのアドオン製品「安否確認」を紹介します。 利用にあたっては、まずネクストセットへのユーザー登録やMicrosoft 365テナントへのアドオンのセットアップが必要です。アドオンの概要と、アドオンのセットアップについては、当連載の第70回目を参照してください。
■安否確認アプリのプログラムのダウンロード
前回では、ネクストセットへのユーザー登録、Microsoft 365テナントへのセットアップを行いました。しかし、これだけではまだ安否確認アドオンを使用できません。実際に活用するためには、アドオンのプログラム本体のダウンロードとインストールが必要です。
前回の手続きを完了すると、ネクストセットから申し込み完了のメールが届きます。
(1)申し込み完了メールを開く
(2)マニュアルのURLをブラウザで開く
あるいは、前回の記事の最後のアプリ一覧画面にある、ネクストセットのWebサイトから「安否確認」アイコンをクリックして、「マニュアル」を開くこともできます。
(3)「安否確認機能」をクリックして選択(このサイトのマニュアルは、安否確認だけでなく、ネクストセットの他のアドオンも表示されるため)
(4)安否確認のマニュアルを下にスクロールし、「アプリケーションファイル」のアプリダウンロードリンクを探す
(5)「アプリケーションファイル」のダウンロードリンクをクリックして、安否確認のプログラムファイルNextSetAnpiKakunin.zipをダウンロードする
(6)ダウンロードしたNextSetAnpiKakunin.zipを展開し、4つのプログラムファイルを確認する
なお、NextSetAnpiKakunin.zipを展開すると、EnglishとJapaneseの2つのサブフォルダーが展開され、それぞれ、英語版の安否確認アドオンと日本語版の安否確認アドオンが収録されています。当記事では日本語版を使用します。
■安否確認アドオンをSharePointにインストールする
安否確認アドオンはSharePoint上で動作するため、ダウンロードしたプログラムファイルをSharePointにインストールします Microsoft 365のテナント管理者のユーザーアカウントでMicrosoft 365にサインインし、「Microsoft 365管理センター」を開いてください。
(1)Microsoft 365管理センターで、「…すべてを表示」をクリック。
(2)「SharePoint」をクリックし、SharePoint管理センターを開く
(3)SharePoint管理センターの「…その他の機能」をクリック
(4)その他の機能一覧から、アプリの「開く」をクリック
SharePointではアドオンのプログラムをアプリと呼びますので、以下、アプリと呼びます。
(5)「アプリカタログ」をクリック
(6)アプリカタログサイトで「SharePoint用アプリの配布」をクリック
(7)「+新規作成」をクリック
(8)ドキュメントの追加ウインドウで「ファイルの選択」をクリック
(9)前もってダウンロードしておいたプログラムファイルをクリックして選択
(10)「開く」をクリック
(11)選択したプログラムファイルが表示されていることを確認
(12)「OK」をクリックしてプログラムファイルをアップロード
(13)アップロードしたプログラムが登録される
(14)「+新規作成」をクリックし、次のプログラムをアップロードする
あとは、手順(8)~(14)を繰り返し、4つのプログラムファイルすべてをアップロードします
(15)安否確認アプリの4つのプログラムファイルがすべて登録されていることを確認する
各プログラムの詳細情報は、各行の戦闘の三角マークをクリックすることで、展開したり、折りたたんだりできます。
以上で、アプリの登録作業は終了です。 次回は、安否確認アプリ用のSharePointサイトを構築します。
※この「安否確認」アドオンの紹介記事を執筆しているさなか、2021年2月13日深夜、福島県・宮城県を中心に、震度6の大地震が発生しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
Microsoft Teamsに関連して、Skype for Businessにも触れておきます。
Microsoft 365(旧Office 365、旧BPOS)のチャット・ビデオ通話ツールとしては、もともと、Microsoft Lyncがありました。マイクロソフトがSkypeを買収したことにより、Microsoft LyncはMicrosoft Skype for Businessと名称を変えて現在にいたっています。現在ではまだSkype for Businessも使用できますが、Skype for Businessのほとんどの機能を内包し、さらに高度なコミュニケーション環境を提供するMicrosoft Teamsの登場により、Skype for Businessは2021年7月31日をもってサービスを終了します。
Skype for Businessをご利用の場合は、それまでにMicrosoft Teamsに移行する必要があります。
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